FX初心者が月30万円稼ぐための方法とリスク管理
FXでご飯を食べていきたい、FXの利益だけで、生活していきたいという方は多いと思います。
実際、FXは8割が負け組と言われ、2割の勝ち組の中でもFXの利益だけで生活している、いわゆる専業トレーダーは、更にその割合が減ることになるでしょう。
それでも、確実にそういう人はいるわけで、彼らはいったい、どうやって月30万の利益を得ているのか、それは初心者でも真似できるものなのか、について述べたいと思います。
FX初心者が月30万稼ぐために必要な資金は?
正直な感想として、FXで月30万稼ぐために必要なスキルや難易度は、運用資金によって決まります。
3000万円くらい投資金がある人なら、月30万円=年360万円というのは、長期投資で年利12%で資金運用ができれば可能なわけで、この数字は決して非現実的な数字ではありません。
ただし、毎年、安定して年利10%稼げるか、というと、それは決して簡単ではなく、「去年は20%だったけど、今年は5%」みたいになる場合が多いです。それだけ、相場という不確定要素で満ちた世界で、安定して稼ぐということは、難しいことだと言えます。
そういう意味では、確実に年360万円が欲しいなら、FX初心者の場合、3000万円の貯金ではそれなりに難易度が高いことは理解しておくべきだと思います。
FXで最も利益が期待できるトレード手法は?
FX初心者が月10万稼ぐベストな方法でも、解説したとおり、FXで最も利益が期待できるトレード手法は、おそらくデイトレ(スキャルピング)でしょう。
何故なら、1トレード当たりの利益が少なくとも、低い勝率でも、取引回数が多ければ多いほど、塵も積もれば、で利益が積み重なるからです。
ただし、5pips以下の少ない値鞘ばかりを狙ったスキャルピングは、今度はコストが馬鹿にならないため、かえって高い勝率が必要になってくることは、FX初心者が月10万稼ぐベストな方法でも書きましたね。
実際、どの程度の値幅を狙い、1日何回くらいのトレード回数を目指すべきかは、判断はできませんが、個人的には2,30pipsを狙って1日20回くらいトレードできれば、十分だと思っています。
- 1日20回、1月400回のデイトレ
- 30pips抜き
- 1月の取引コスト120pips(スプレッド0,3pipsで計算)
- 1月の目標利益300pips
- 取引枚数10万通貨
上記の条件が達成されれば、月30万円を稼ぐことが可能になります。
1月420pipsの勝ち越しが必要なわけですから、1回当たりの30pipsで割ると、14の買い越しが必要で、必要勝率は、207勝193敗の5割1分8厘となります。
選択する通貨ペアや、利食い幅と損切り幅の比率(リスク・リワード・レシオ)によって、必要な勝率を操作し、難易度を縮めることは可能でしょうが、そこまで検証するのは困難なので、上記の計算では利食い幅と損切り幅は同じ(リスクリワードレシオ=1)としています。
どうでしょう?
十分、初心者でも可能な数字だと思いませんか?
ただし、10万通貨での取引なので、やはり最低でも運用資金は100万円(ドル円ならレバレッジ10倍)は欲しいところです。
それとトレードを始めて、大幅に勝率が5割を下回る状態(4割や3割など)が続いた場合は、余程そのトレードルールに自信がない限りは、途中で打ち切りも考えられます。
要するに、当然ながら、リスクもあるということ。
月30万円を狙えば、同時に、月30万失うリスクも発生し、これは月10万を狙う場合よりも高い数字です。
ハイリターンを求めれば、ハイリスクが生じる。
この法則は投資であろうと、投機やギャンブルであろうと、同じです。
勿論、FXを始めると決めた人は、それくらいのことはわかっているでしょうし、覚悟もあるでしょう。
だから、リスクの話はこの辺でおいて、先ほどのリターンの話に戻りますが、100万円の運用資金で月30万円をデイトレで稼ぐ、というのは、特別難しいことではない、と個人的には思っています。
ただし、これも安定して稼ぐとなると、難易度は大幅にアップするので要注意。
・先月は勝率6割以上で、70万以上儲かったけど、今月は低調で-50万になっちゃった。
こういうことは十分あり得ます(というより、上級者でもこういうふうに収益が安定しない場合がほとんどです)。
とすれば、下手すれば(ペイバックサイクルが最初の月から発生すれば)、運用資金100万円があっという間に底をついてしまうわけで、そういうリスクは、想定しておきたいところではあります。
リスクの話はおいておくと言っておきながら、結局、リスクの話に戻ってしまいました(笑)。
でも、これは筆者がリスク管理の重要性を痛いほど身に染みて感じているからだと理解してください。
FXにおいて、リスク管理は、どうしても看過することのできない最重要事項だということです。