副業FXとアルバイトとの比較
サラリーマンの方で、副業でFXを始めたいと考えている人は多いと思います。副業するなら、他にもコンビニバイトなどのアルバイトもあるはずなのですが、しかし、FXを始めようという人は、基本的にFXのメリットしか見ていません。自分が勝つ未来しか見ていません。
「勿論、FXはリスクが高いこと知ってるけど、でも一攫千金が狙えるし」みたいな感じですね。
この解釈に間違いはないですが、リスクがどの程度か、どのくらいの利益が見込めるのか、本当に理解するのは、実際に始めてからになります。現実は甘くはありません。
FXは副業でどのくらい稼げるか
実際、FXってどのくらい稼げるのか、というと、これはまさにピンキリ状態。稼いている人は日給100万円以上稼いているでしょうし(月収じゃなく日給ですよ!)、稼げない人は全く稼げません。というよりなけなしの貯金全額失ったり、借金を負う人も少なくありません。
アルバイトとの比較で、時給換算でどれくらい稼げるか、については以下の記事を参照に。
時給2000円以下だとFXやる意味なし
基本的にFXをやって月10万稼いだとしても、それが毎日3時間、月に20日の取引で得られる金額なら、はっきり言ってやる意味はない、と思います。
10万÷3時間÷20日=1667円。
時給換算で約1600円です。
FXは負ける日もあり、精神的なプレッシャーも相当あることも考えれば、おそらくこれくらいの儲けなら、コンビニでアルバイトでもしたほうがましかもしれません。
都心なら仕事帰りのサラリーマンでも始められる、時給1000円以上のアルバイトも全くないわけではありません。
- ファミレスのバイト
- 工場での仕分けのバイト
- 飲食店のスタッフ
- データ入力の仕事
- WEB作成の仕事
- ライティングの仕事
今、ざっとバイト情報サイトで調べてみましたけど、力仕事系のバイトなら、結構ありますね。
最近流行りのパソコンをつかったクラウドソージングサービスを使えば、在宅でライティングやデータ入力、WEB作成の仕事も受けることができます。
こういったアルバイトの良いところは、何といっても確実にお金がもらえるところです。
対してFXは、時給1000円以上儲かる日があっても、損する日もあり、安定しません。
それにデイトレなら眼精疲労もありますし、腰痛や肩こりなど、健康被害もいろいろあって、仮に医療費がかかれば、先ほど挙げた時給はさらに下がります(笑)
FXを始めるには相当な覚悟が必要
雑誌等で、FXを稼げるサイドビジネスの筆頭みたいに扱っている場合がよくありますが、あれはFX業者とのタイアップ記事で、要するにステマです。
実際は、FX経験者100人中、FXを始めてよかった、と思っている人の割合は1割にも満たないでしょう。
というより、9割以上に人が1年以内に退場してしまっているのが現状です。
- FXで勝てるのは一部の人だけ
- FXは根気が必要
- 少なくとも最初の1年は負け続ける覚悟が必要
だと個人的には思っています。
何よりもFXは根気が必要です。負けても負けても、立ち向かっていく。トライ&エラーの中から勝つコツを見つけていく。
そんな気概のある人だけがFXで勝てる人です。
だから、最初は少額で始める。投資金全てを失うことを見越しているわけです。少額なら、たくさん負けてもなかなか全額失うまでには至りません。
ここまで読んで、自信がなくなった人。やめておいたほうが良いです。どうしてもお金が欲しいなら、アルバイトを始めましょう。
そのほうが、絶対損しませんから。
仕事帰りにアルバイトするのは精神的にも肉体的にもきついですが、かといって楽してお金を稼ぐ方法はなかなか見つかりません(ないとは言いませんが)。
ただし、FXで勝つ自信はないけど、少しだけ挑戦したみたいという人。
仕事終わって家帰っても暇だし、だからと言って、アルバイトするのもしんどいし、ちょっとFX試しにやってみたいな。
そういう人は、1000通貨対応のFX業者などで試しに始めて見るのもいいかもしれません。1000通貨対応のFX業者なら、必要証拠金は5千円以下でもできるので、興味がある人は誰でも簡単に始めることができます(SBI FXトレードなどは1通貨から取引できます)。
ただしそういう軽い気持ちで始めた場合、まず間違いなく勝つことはできない、と思ったほうが良いでしょう。
というのは、筆者の経験上、FXで勝っている人は皆専業。つまり、FXオンリーだからです。
最初は兼業だった、という人にも出会ったことはありません
つまり、皆何かの都合(高齢ニートだったり、借金があったり)で、FXやるか首を吊るかしか他に選択肢がなく、文字通り、死ぬ気でやっている人が多いです。
勿論、これはあくまで個人的な経験によるものなので、断言はできませんが、それくらい覚悟がないと投資の世界で生き残るのは難しいと思います。
アルバイトでも良いなら、そのほうが1万倍楽です。