ポンド円の順張りスキャルピングで大失敗!10日で50万負けた体験談

今回はポンド円やポンドドルを中心にスキャルピングに挑戦した結果、半月たたない間(正確に言うと10日くらいだそうです)に総資産の半分を失った、という人の体験談を紹介します。

ポンド円は暴れ馬の異名通り、非常に難易度の高い通貨ペアと言われていますが、値動きが大きいため、上手く乗りこなせると大きく利鞘を稼ぐことのできるため、上級者に人気の通貨ペアでもあります。

ボラティリティが大きい=スキャルがやりやすい、という認識からか、スキャルピングとポンドは相性が良いと誤解している人が多いようですが、実は話を聞く限り、スキャルピングにポンド系通貨ペアは向いていないようです。

FXスキャルピングを始めたきっかけ

体験談投稿者プロフィール

職業:無職(ニート?)
性別:男
年齢:20代後半
投資金:100万円

FXを始めたのは、単純にお金が欲しかったからです。

以前勤めていた会社が嫌で嫌で仕方がなかったので、再就職先に当てがない状態にもかかわらず思い切って辞めたのが2ヵ月ほど前。

この2ヶ月、することもなく、ただスマホゲーばかりやっていたので、どうせゲームするならFXでもしてみようかなと。

以前から、FXに興味があったのと、今まで貯めた金が100万円ほどあったので、このお金を使って、この際、思い切って一攫千金を目指してみることにしました。

上手くいけば億万長者になって早期リタイア!

と思っていたのですが、現実は甘くありませんでした。

ドル円よりもポンド円を選んだ理由

普通初心者はドル円から始めるそうですが、僕の場合、とある書籍の本を影響を受けていて、ポンド円から始めました。

というのもポンド円は値動きが激しく、デイトレがやりやすいとのこと。
その本の著者もポンド円やポンドドルのデイトレで大儲けして億万長者になったとのことだったので、自分にもマネができるかも、と思ったわけです。

敗因分析その1:いきなりハイレバでやってしまった

結局、10日ほどでFXを辞めたわけですが、100万円から始めて、結局一度もプラス10万円を超えることはありませんでした(笑)。

100万円からほぼ一直線にマイナス50万円です(笑)。

トレード回数は1日10回から20回くらい。
最初の3日間くらいはレバレッジは1倍で1ロットでのトレードで、勝率5割を少し下回るくらいで、資産100万円から90万の間をうろちょろ。

1年くらいは練習・勉強するつもりでした。

しかし、魔がさしたというか、たった3日で変な自信みたいなものが芽生えてしまったのです。

あれ?意外とFXって怖くないぞ、みたいな。

それに、なんだかんだ言って最初の3日で10万くらい負けていたので、ちょっと焦りもあったのかも。

それで調子にのって10ロットでの取引に変えたところ・…・。

あれよあれよと資産は減っていきました(笑)。

負け始めるともう止まらない止まらない。
今思えば冷静さを失ってしまっていたのでしょうね。

敗因分析その2:上手く損切りができなかった

僕はどうもスキャルピング(数秒から数分で売買を終える取引手法のこと)というやり方でトレードしていたらしく、1トレードあたり、取引開始から終了までの平均時間は2,3分程度でした。

利食いは5pips以下で、損切りも5pipsくらいのつもりでしたが、結局10pips以上になってしまうことが多かったです。
どうしても損切りする際に数秒躊躇してしまい、気付いたら10pips前後になってしまっていたのです。

ポンド円やポンドドルは値動きが激しく、たった1秒損切りが遅れただけでも想定外に値が動くんですよね。
それに助けられたこと(マイナス5pipsで損切りしようと思って少し躊躇していたら、あっという間にプラスになっていたみたいな)も多かったのですが、このラッキーすらも大きな敗因へと繋がってしまいました。

損切りを躊躇う→プラスの利益になる

こういったことを多く経験することにより、最初に決めた損切りルールをさらに守らなくなっていってしまいました。

そして最終的にドカーンとやってしまったのです。

最後の損切りはマイナス30pipsでマイナス30万円でした。

こういうのをコツコツドカンというのですね。

敗因分析その3:ポンドとスキャルピングの相性は良くない

主な敗因は他の初心者にもありがちだという

  1. いきなりレバレッジ高めで始めたこと
  2. 損切りが上手くできなかったこと

の2点だと思いますが、僕自身、スキャルピングとデイトレの性質の違いを正確に理解していなかった、というのも大きかったかもしれません(似たようなものだと思っていました)。

前述したように、僕はポンド円のデイトレで大成功したという書籍の著者の真似をしようとしたのですが、この人は本を詳しく読むとポンド円やポンドドルでの順張りブレイクアウトという手法を用いていました。

ポンド系の通貨ペアは動き始めると、トレンドが長く続くため、ブレイクアウトという手法との相性が良いらしいのです。

注釈:
為替相場ではブレイクアウトはそんなに頻繁に多くおこるわけではなく、そのため、この手法の的中率は低めですが、ポンド系通貨ペアはボラティリティ(値動き)が大きいため、損小利大が狙いやすく、低勝率でも利益が乗りやすい、という特徴があります。

実際、著者はポンド円やポンドドルの順張りブレイクアウトで1トレードで最低でも20pipsは勝っていました。

これなら、損切り10pipsなら1勝2敗ペースでもプラスマイナス0。
勝率3割4分なら利益がでることになります。

対して、僕がやっていたのは5pipsの利食いといういわばスキャルピング。

しかもブレイクアウトを狙った順張りスキャルピングなので勝率低め。

損小利大がやりにくいスキャルピングは、勝率重視かつサポレジラインを意識した逆張り(順張りブレイクアウトの反対)が、基本と言われています

今考えてみれば、こんな基本的ななことすらわかっていなかったわけですから、当時の僕に勝てる見込みなんてあるはずがありません。
負けるべくして負けたのでしょうね。

FXを経験して得たもの

期間が短かったのもありますが、得たものは特にありません(笑)。
強いていえば世の中そんなに甘くないことがわかったことでしょうか(今後地道に就職活動に励みます)。

とにかくFXは怖い。
というより、心臓に悪いです。

たった10日間の経験でしたが、もう2度と体験したくありません。
何度冷や汗をかいたことでしょう(ここ10年くらいで一番のプレッシャーでした)。

失敗の敗因はわかっているし、もう1度やればもっとうまくやれる自信はあるといえばあるのですが、もっとうまくやれても、僕の能力では一攫千金はまず無理でしょう。

地道に働いて1000万くらい貯まったら、ローリスクな長期投資になら挑戦してみてもいいかなとは思いますが。

皆さんも僕のようにならないようよく考えてからFXに取り組んでくださいね。
最低限の知識は絶対に必要ですよ!

それでは。

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