日経平均先物とCFD(日経225)の比較

日経平均株価大暴落!
株式投資をしている方なら、こういうニュースを聞く日は結構あると思います。そのたびに日経平均株価指数に連動した金融商品を売買したい、と思う人は多いのではないでしょうか?
大暴落の時なら翌日は逆張りが有効な場合が多いですからね。

ちなみに、日経平均株価指数を売買したい場合、今のところ選択肢は4つあります。

日経平均先物(日経225とも言う)、日経平均先物ミニ、店頭CFDの日本225(日経225とも言う)、取引所CFD(くりっく株365)の日経225、の4種類ですね。
今回は、これら4つの商品のメリット・デメリットを徹底比較してみました。

日経平均株価指数取引の比較表

まずは上で述べた4種類の金融商品(日経平均先物、日経平均先物ミニ、日本225、日経225)の簡単な比較表を掲載します。

 日経平均先物日経平均先物mini日本225日経225(くりっく365)
配当なしなしありあり
手数料270円38円スプレッド3~スプレッド約20~
取引単位日経平均株価の1000倍日経平均株価の100倍CFD価格の10倍CFD価格の100倍
取引形態取引所取引取引所取引店頭取引取引所取引
ロスカットなしなしありあり
限月ありありなしなし
信託保全取引所への直接預託左に同じありあり
取引時間08:45 - 15:15
16:30 - 05:30
左に同じ月~金の8:30〜翌7:00
(米国夏時間 8:30〜翌6:00)
左に同じ
必要証拠金63万円(楽天証券)
レバレッジ約20~30
6万3千円(楽天証券)
レバレッジ約20~30
CFD価格の10分の1(レバレッジ10倍)約9万円
レバレッジ約20倍
呼値10円刻み5円刻み1円1円

順番に見ていきましょう。

配当目当てならCFD!

まず、個別株の取引でおなじみの配当金ですが、「日経225先物」や「日経225mini」などの先物取引には、「金利」と「配当」があらかじめ価格に含まれているため、配当金は貰えませんが、CFDの場合、配当金や金利が受け取れる可能性があります。

ちなみに呼び名は

・GMOクリック証券:価格調整額
・サクソバンク証券:オーバーナイト金利
・IG証券:ファンディングコスト
・DMM CFD:スワップポイント
・くりっく株365:配当相当額・金利相当額

みたいに各業者によってことなります。

また

配当金の計算方法は、証券会社によって微妙まちまち。基準になっている部分はどこも同じで、くりっく株365の場合、年間1枚当たり3万円ほど。

また、くりっく株365の場合はロングポジション保有で配当が受け取れますが、それ以外はCFD価格と参照先物価格との差が+になるか-になるかなどで配当金が受け取れる条件(ロングかショートか)が異なります(必ずしもロングで配当が受け取れるとは限りません)。

日経平均先物は手数料あり。CFDはなし?

次に取引手数料ですが、日経平均先物は手数料ありで、CFDだと手数料は無料です。
ですが、CFDにはFXと同じようにスプレッド(買値と売値の差)があるため、実質スプレッド分が取引コストになります。

スプレッドはくりっく365以外のCFD業者の場合は、業者によってかなり開きがあり、最小のGMOクリック証券でだいたい2~9くらい(変動する)。くりっく365に限ってはスプレッド30前後とびっくりするくらい広いです。

ちなみにGMOクリック証券の場合、仮にスプレッドが2だとすると、手数料は1枚当たり20円。
CFDの最小取引単位はGMOクリック証券の場合価格の10倍、日経平均先物ミニの場合は価格の100倍ですから、実質日経平均株価ミニと比較すると、GMOクリック証券の取引手数料は、200円といことになります(日経平均先物ミニは38円)。

これと見るとかなりCFDのほうが割高のように見えます。

じゃあ、先物取引のほうが取引コストがかなり割安かというとそういうわけでもないのがややこしいところ。

例えば、日経平均株価が2万円で、CFDのスプレッドが2仮定します。
この場合、先物miniで成行で購入するとすると、価格は5円刻みなので、直近で取引成立だとして2万5円で約定しますが、CFDだと2万2円で購入できます。つまり3円分安く購入できるわけです。先物miniは最小取引単位が先物価格×100なので、この3円という価格は手数料300円と同じです。

簡単に言うと取引単位を同じとするなら

CFDのスプレッド2の場合:CFDの取引コスト200円、先物miniの取引コスト500円+38円。

ということです。

CFDと先物miniの取引コストはどちらがお得かは、CFDのスプレッドが5を超えるかどうか(あるいは先物の板の買い気配の間隔)で決まります。
GMOクリック証券はCFD業者の中では他社よりも圧倒的にスプレッドが狭いですが、それでも5を超えている時もあるので、CFDと先物miniは、取引コストで言うなら、結構いい勝負と言えるかもしれません。

ただし、CFDのほうが最小取引単位が小さく、事項の必要証拠金についても、少なく済むので、初心者にはCFDのほうが向いていると言えるでしょう。

ちなみに当サイトおすすめのGMOクリック証券なら、CFDも先物もどちらの口座もワンパスワードで管理できて、例えば先物の取引画面にCFDの現在のスプレッドも表示されるので、今現在、どちらがお得に取引できるかが、常に比較することが可能です。

必要証拠金は?

日経先物もCFDも取引するための必要証拠金がありますが、これも取引コスト同様、業者によってまちまちです。
日経平均先物は楽天証券の場合だと最小取引単位1000ロットで約63万円、日経平均先物miniは100ロット取引で約6万円です(常に固定ではなく変動します)。

GMOクリック証券などの店頭CFDの場合、レバレッジは10倍と固定されているので、日経平均CFD価格の10分の1が必要証拠金になります。

ちなみに、レバレッジは店頭CFDの場合は10倍固定、先物とくりっく365の場合は約20倍~30倍(変動)くらいの計算になります。

店頭CFDはロスカットあり

日経平均先物や取引所CFDのくりっく365は、株の取引と同様、必ずしも思い通りの値段で約定するとは限りません。大暴落等の時には、思わぬ損害に見舞われる可能性があります。特に先物もくりっく365もレバレッジがかなり高めに設定されているので、証拠金以上の損失が生まれる可能性は高いです。

対して店頭CFDではロスカットルールが設定されている&レバレッジも10倍固定なので、大変動の時でも損害を限定できる可能性が高いです。
例えば、GMOクリック証券CFDでは、急激な相場変動時に元手以上の損失が発生しないようセーフティバルブシステム(S.V.S)を採用。
ポジションごとに設定しておいたレートにおいて、損切りが行われます。

取引期限は?

次に取引期限ですが、CFDは取引期限なしですが、先物には取引の期限が満了となる月があります。つまり、取引できる期間が決まっています。この満期月を限月(げんげつ)と呼びます。

例えば「日経225mini 18ー03」という銘柄の場合、2018年3月の満期日(第2金曜日)がSQ(エスキュー)と呼ばれる最終決済日となり、その前日が取引できる最終日となります。

日経平均先物だと3ヵ月ごと、日経225miniだと、ほぼ1月ごとに限月があるので、限月のたびにポジションを閉じるか、ロールオーバーをする必要があります。
そういう意味では先物は完全放置の長期投資に不向き、と言えます。

どの限月のものを選ぶか、また出来高が多いかどうかで価格や取引コストが変わってくるので、先物取引は少しややこしい側面を持っている、ともいえますが、対してCFDは限月などの複雑な要素がないため、初心者にとっては取っつきやすいです。

取引時間は?

先物とCFDでは1日のうちの取引できる時間も少し違います。
一般に先物は日中:08:45 – 15:15、イブニング:16:30 – 05:30ですが、これは証券取引所が開いている時間であって、注文を出せる時間ではありません。上記時間帯のうち、証券会社によって、注文が出せない時間帯があったりします。

大してCFDは取引時間がシームレスなので、チャンス相場あるいはピンチ相場で「注文が出せない」といったことがありません。

また、CFDは祭日にの取引できるので、この点もメリットと言えるでしょう。

価格の刻み幅はCFDのほうが狭い

価格の呼値(価格の刻み幅)は、CFDのほうが圧倒的に狭いです。前述したように、成行注文の場合、これが取引コストに大きくかかわってきます。

例えば、日経平均先物の場合、刻み幅は10円。最小取引単位は日経平均株価の1000倍です。
日経平均株価が1万円の時、成り行きで買い注文を出すと、板の買い気配がみっちり詰まっていたとしても1万10円で買いになってしまいます。つまり、取引コストは最小で10円×1000倍=1万円。これに取引手数料の270円が加わります。

日経平均株価miniの倍、刻み幅は5円。最小取引単位は日経平均株価の100倍です。
同じように計算すると、取引コストは5円×100=500円。これに手数料の38円が加わります。

CFDは1円刻みなので、例えスリッページがあったとしても1円分程度。そういう意味では意外と取引コストがかかりません。

まとめ

以上まとめると

  • 配当目当てならくりっく株365→安定した配当実績&SQがない
  • デイトレなら店頭CFDか日経平均先物mini→取引コストが安い!
  • ハイレバ取引なら日経平均先物
  • 少額での取引なら店頭CFD
  • 安全性重視なら店頭CFD

という感じになりそうです。
基本的には、これから株価指数取引を始める初心者にはCFDのほうがわかりやすくリスクも限定的です。
ただし、店頭CFD業者といっても、現状、GMOクリック証券の独り勝ち状態で、他の業者は取引コストが高すぎるので、注意が必要です。

これからCFDを始めるならこの業者がおすすめ!

  • GMOクリック証券「CFD」
    国内CFD業者なかでも圧倒的なシェアを誇るのがGMOクリック証券のCFDです。単純に取引コストを比較しても他社を大きく引き離している他、日経平均、米国株価指数、原油、金銀、米国の個別株式など、取扱い銘柄数も国内業者としてはかなり豊富です。FX、CFD、株(先物)など複数の口座が一つのパスワードで管理可能なのも他社にはない強みです。
  • サクソバンク証券
    サクソバンク証券のCFDの特徴はなんといってもその取扱い銘柄の多さ。海外業者らしく6000以上の銘柄があります。ただし、国内業者よりもかなり取引コストは高いので、取引したい銘柄が国内業者でも取り扱っているなら、わざわざ口座を持つ意味はありません。

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