ミラートレーダー業者のスプレッドを比較

ミラートレーダーのスプレッドは各社未公表ということもあって、実際に口座を開いてみないとわからないようになっています。
通常のFX口座では、スプレッドが公表されているのが普通なので、そのせいもあってか、一般に低スプレッド業者と呼ばれている業者も、そうでない業者も、実際にはそれほど差はありません。

あまりにもスプレッドが広すぎると、誰も口座開設してくれないので、各社競争が激しいわけです。

しかし、ミラートレーダー業者は、どこも未公表であることをよいことに、各社スプレッドにかなりの差があることがネットでの口コミ等から明らかになってきています。

スプレッドの広がりやすい時間帯で比較してみる

というわけで、ネットでの口コミをもとにミラートレーダー業者のスプレッドを比較してみます。
基本的にミラートレーダーなどのシストレの場合、スプレッドは固定ではなく変動が激しいです。
なので、比べる時間帯や時期によって各社のランキングは結構変わることになります。
その点はご注意ください。

ただし、例え定点観測であっても、だいたいの傾向は把握できると思います(それほど各社差があります)。

以下では取引が活発化するニューヨーク時間ではなく、流動性が低下し、スプレッドが広がりやすくなる日本時間朝方でのスプレッドで比較してみました。

この時間帯が一番ストップ狩りの危険性が高いので、この時間帯で比較するのが各社のスプレッドに対する姿勢が最も把握しやすいと思います。

ドル円のスプレッド

ドル円のスプレッドランキングは以下のようになっています。

  1. セントラル短資FX:2,5銭
  2. アヴァトレード:3,3銭
  3. FXプライムbyGMO:3,6銭
  4. FXトレードフィナンシャル:3,8銭
  5. インヴァスト証券:4,4銭

どうでしょう。
最も差の出にくいとされるドル円のスプレッドすら、1位のセントラル短資FXとインヴァスト証券シストレ24とでは1,9銭も差があることがわかります(約1,75倍)。

こんなにスプレッドに差があるのは通常口座では考えられないことですから、本当にびっくりですね。
シストレ24が現在のミラートレーダーシェアナンバー1ですが、もしこのスプレッドが公表されていたら、絶対にそうはならなかったでしょうね。

ユーロドルのスプレッド

続いてドル円に次いで需要がある?と思われるユーロドルのスプレッド比較ランキングです。

  1. セントラル短資FX:2,3pips
  2. アヴァトレード:4,1pips
  3. インヴァスト証券:4,1pips
  4. FXトレードフィナンシャル:4,3pips
  5. FXプライムbyGMO:4,4pips

インヴァスト証券は今回は最下位は免れましたが、ドル円と同じく1位は不動。

セントラル短資FX>>その他

の図式は変わりません。ドル円よりも、さらにセントラル短資FXの優秀さが浮き彫りになりました。

ユーロ円のスプレッド

続いて、こちらも人気の通貨ペアユーロ円のスプレッドランキング。

  1. セントラル短資FX:3,5銭
  2. FXプライムbyGMO:4,4銭
  3. インヴァスト証券:4,8銭
  4. FXトレードフィナンシャル:4,9銭
  5. アヴァトレード:7,2銭

ユーロ円でも

セントラル短資FX>>その他

ですね。ドル円と比べてさらにその傾向は顕著になっています。
特にアヴァトレードのスプレッド7銭は10年前の水準でも考えられないくらい広いです(笑)。

これでは短期型のストラテジーの運用ではまず勝てないような気がします。

ポンド円のスプレッド

続いてポンド円のスプレッドランキング。

  1. FXトレードフィナンシャル:5,4銭
  2. セントラル短資FX:5,5銭
  3. FXプライムbyGMO:7,7銭
  4. インヴァスト証券:8,7銭
  5. アヴァトレード:10,9銭

ついにセントラル短資FXの1位が動きました。
変わってこれまでほとんど存在感がなかったFXTFミラートレーダーが1位に。

といってもどこも5銭オーバー。
ポンド円は他の通貨ペアと比べても圧倒的にボラティリティが高いことで有名ですが、アヴァトレードの10銭はさすがに許容範囲を超えている気がします。

この数字を見ると、中長期型のストラテジーじゃないとポンド円の運用は無理な気がします。
ただポンド円はデイトレ向きの通貨ペアなので、ミラートレーダーとはもともとあまり縁がないとも言えますが。

豪ドル円のスプレッド

もしかすると最もミラートレーダーでは人気があるかもしれない通貨ペア、豪ドル円のスプレッドランキングです。

  1. セントラル短資FX:4,5銭
  2. FXプライムbyGMO:5,1銭
  3. FXトレードフィナンシャル:5,8銭
  4. アヴァトレード:6,9銭
  5. インヴァスト証券:7,2銭

再び、セントラル短資FXが1位に。といっても2位のFXプライムbyGMOとは僅差かも。
ここでもアヴァトレードとインヴァスト証券シストレ24は論外な数字です……。

NZドル円のスプレッド

最後にニュージーランドドル円のスプレッド比較です。

  1. セントラル短資FX:5,5銭
  2. アヴァトレード:6,0銭
  3. FXプライムbyGMO:6,1銭
  4. インヴァスト証券:6,5銭
  5. FXトレードフィナンシャル:6,9銭

やっぱりセントラル短資FXが頭一つ抜けてますね。

総括

以上のスプレッドは完全な定点観測(とある日の東京時間でのある時間帯)にすぎません。
なので、別の日の別の時間帯に観測すれば、別の結果が出ることになるでしょう。

それくらいミラートレーダーはスプレッドが各社変動します。
通常口座でおなじみの原則固定スプレッドではないからです。

それでも傾向ははっきりしたのではないでしょうか。

セントラル短資FXとその他の業者では大きな開きがある。

スプレッドの狭さでミラートレーダー業者を選ぶなら、間違いなくセントラル短資FX一択、と言って過言ではないように思います。

基本的にミラートレーダーのストラテジーはミラートレーダー勝てるストラテジーの選び方で書いたように短期型のものは安定して勝てない傾向にあります。

だから中長期型のストラテジーを選ぶ必要があるのですが、中長期型ならスプレッドは関係ない……と言いたいところですが、ミラートレーダーは、裁量トレードとは違い、完全自動売買。プレーヤーが寝ている時間も仕事している時間もトレードを勝手にやってくれます。

しかも複数のストラテジーでポートフォリオを組むわけですから、例え1つ1つのストラテジーがあまり売買シグナルを出さないタイプだとしても複数合わさると、結構頻繁にポジションを持つことになります。

つまり、取引回数が多くなりがち。

おまけにミラートレーダーは薄利多売的なシステムなので、スプレッドの差がプラスマイナスの分かれ目になることも少なくありません。

全ストラテジーで月100回トレードしたら、スプレッド1銭の差は月100pipsの損益の差となってくるわけですからね。

そう考えるとミラートレーダーを始めるなら取りあえずセントラル短資FXを選びたい、と思うのは私だけではないはず。

ただし、セントラル短資FXはスマホに対応していないので、スマホでミラートレーダーをやりたい人には向きません。

どうしてもスマホでやりたい方は、スマホアプリが使いやすく、スプレッドランキングも平均的に上位に位置しているFXプライムbyGMOあたりで我慢するしかなさそうです。

勿論、スプレッド以外にも各社メリット・デメリットがあるのですが、ミラートレーダーは通常口座に比べてスプレッドの差が著しいので、さすがにスプレッドの差は無視できない、と個人的には思います。

セントラル短資FXさんには一刻も早くスマホ対応を始めて欲しいものです。

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