FXは勝ちパターンを見つけることが大切
FXで勝ち組になるためには?
FXで億万長者になるためには?
FX初心者の方からよくいただく質問は、つまるところ、上記の質問に行きつきます。
やはり、誰でもFXをやる以上は、勝ち組になりたいし、大儲けしたい。それは皆共通の願望だと思います。
しかし、相場の世界は非情なもので、当然ながら、年収数億円を超えるトレーダーも居れば、1年たたずに資金が底をつき、破産してしまうトレーダーもいます。
両者の間にある壁は、果たして才能だけか、というと、決してそうではないように思います。
勝ちパターンを見つけることの重要性
近年、将棋ソフトがプロの棋士に勝のが当たり前のようになってきました。
チェスと違って、読み筋が数億通り以上あると言われる将棋という奥深いゲームで、コンピューターがプロに勝てるようになるのは、もう少し時間がかかると言われていたので、意外と早かったな、というのが、私の第一印象でした。
私はてっきり、コンピューターが数億あるいは数十億以上もある、将棋というゲームの手筋の全てを読み切るほどに高性能になったのだとばかり思っていたのですが、実はそうではないとか。
とあるテレビ番組でその特集をやっていて、私はそれを見ていたのですが、コンピュータは、まだまだ将棋というゲームを決して支配しきっているわけではないそうです。
では、どうやってコンピューターはプロを凌ぐほどに、将棋が強くなったのか。
実は、勝ちパターンを解析し、それを素早く見つけられるよう、プログラマー側の工夫が一躍買っていたのです。
コンピューターの勝ちパターンの見つけ方
コンピューターは、過去のプロ棋士の膨大な棋譜を全てインプット、その中から勝ち局面に現れやすい(現れる確率の高い)パターンを覚えます。そして、そのパターンが現れるように局面を誘導する。
コンピューターは、インプット量では人間とは比べ物になりませんから、ほぼ全ての将棋の勝ちパターンをインプットしてしまうことが可能です。
その膨大なインプット量を用いて、局面を分析し、勝ちパターンの現れない変化手順は全て無視、そうすることで、計算量を大幅に減らすことに成功し、近年、急激に力をつけ始めたとのことでした。
要するに、将棋のコンピューターソフトは、過去のプロ棋士を勝ち将棋を、徹底的に真似ることで、プロ棋士よりも強くなった、というわけです。
FXと将棋は似ている
この話を聞いて、私は「ああ。FXも将棋も同じなんだな」と思わずにはいられませんでした。
何故なら、私自身、FXで勝てるようになる過程の中で、自分自身の何千回、何万回というトレードを分析し、その中から勝ちパターンを見出していったからに他なりません。
- チャートの中に勝ちパターンを見つける→トレードする
- 勝ちパターンが見えない→トレードしない
実に単純ですが、これがFXで安定して勝ち続けるための唯一の方法なのではないでしょうか。
FXで負け組になる人は目先のことしか見ていない
過去のデータを分析し、勝ちパターンを見つけ、勝利へ結びつける。
もし、FXの勝ち組の人たちに共通点があるとするなら、それは間違いなくここの部分ではないかと思います。
逆にFXの負け組に共通しているのは、目先の利益しか考えていないことです。
- 勝ち組:まず勝ちパターンを見つける→利益は後からついてくる
- 負け組:目先の利益しか目にない。いつまでたっても勝利の方程式は見つからない
FXでは月10万稼ぐスキルと1000万稼ぐスキルは同じといっても過言ではありません。
月10万を安定して稼げるスキルがあるなら、取引枚数100倍にすれば、利益も100倍にできます。
1月に100pips安定して勝てるなら、99%勝つ自信があるなら、借金してでも資金を集め、ポジションサイズを増やせばいいだけです。そしてレバレッジがあるため、他の投資商品より資金効率が良いのがFXの利点です。
そう考えれば、最初は少ない枚数で、利益は度外視し、何千回、何万回とトレード経験を重ね、分析し、チャート上に勝ちパターン、すなわち、勝ちやすい局面を見つけられるようになることだけに専念する。
それがFXで億万長者になるための最短距離といっても言えるのではないでしょうか。
- 勝ちパターンを見極る力をつける
- 「いくら儲けたいか」はその後で考えても遅くはない
勝ち組と負け組の間にあるもの。
それは単なる才能だけではありません。
おそらく、負け組の人たちの多くは、欲に目がくらんで、順序を間違っているような気がしてなりません。
人間はコンピューターほど短時間に膨大なデータをインプットすることはできません。
なので、非プログラマーの場合、このやり方だと、最低でも1年、下手すれば、2,3年は、全く稼げない時期があるかもしれません。
それでも運に頼り切ったトレード手法で、いつか大損してしまうよりかははるかにましでしょう。
仮に1000通貨で決済幅100pipsなら、例え1000連敗しても、マイナス100万円です。
1000連敗はさすがにないでしょうから、損失はまず間違いなく100万円以内に抑えられることになります。
FXで数百万や数千万失ったとか言う人の声をきくと、100万円くらいは少なく感じるのではないでしょうか(勿論、これは1000連敗した場合の話ですが)。
勿論、プログラムスキルのある人は、こういった努力などせずとも、コンピューターに過去10年分くらいのチャート情報を全て読み込ませ、勝ちパターンを自動で見つけることも可能でしょう(大手のヘッジファンドの中には、資金運用の大部分をコンピューターに任せているところもあるそうです)。
が、プログラムスキルがない、普通の人でも、時間はかかりますが、勝ちパターンを見つけ、FXで安定して利益を上げるようになることは、決して不可能ではありません。
石の上にも三年。
同じことを1万回繰り返せば、誰でも天才になれる。
こういう格言もあります。