iサイクル注文の特徴と評価や口コミまとめ
iサイクル注文は、外為オンラインが提供する自動売買ツールです。
ミラートレーダーのようなストラテジーを選択するタイプではなく、マネースクエアのトラリピやインヴァスト証券のトライオートFXと同タイプのシステムトレードで、最初に簡単な手動での設定が必要になります。
iサイクル注文の特徴とトラリピとの違い
iサイクル注文の特徴はずばり一言でいうと、トラリピとよく似ている、と言えます。
なので、先にトラリピの特徴について知っておいてください。
トラリピと違うのは、イフダン注文ではなく、「イフダンあるいは成行+OCO注文」だということです。
要するに、必ずロスカット注文を入れる必要がある、ということです。
トラリピは、基本的に損切りなしの長期運用が基本だと書きましたが、この点でiサイクル注文は大きく違うことになります。
また、トラリピの場合は、想定レンジをはずれると、手動で設定を変更する必要がありますが、iサイクル注文は、チャートの動きを自動で解析して、想定変動幅を自動で変更してくれます。
と口で説明してもわかりにくいと思いますので、公式サイトよりわかりやすい説明図を引用させてもらいました。
以下の図は
- ポジション数3まで
- エントリー方向:買い
- ポジション間隔:20銭
- 想定変動幅80銭
として設定してある場合の例です。
どうでしょう。わかりましたでしょうか?
正直言うと、トラリピがより複雑になっただけのような気がしないでもないですが(笑)。
トラリピとどっちが儲かるの?
結局のところ、私たちトレーダーが求めるものは利益であり、トラリピとiサイクル注文の違いとか、細かいことは関係ありません。
重要なのはどちらのシステムが優秀で儲かりやすいのかということですよね?
その点を比較するにはバックテストあるいは、長期間における実際の運用が必要なので、個人的にはよくわかりません。
というわけで、2chを中心にネットで口コミを探してみることにしましたが…。
iサイクル注文のネットで口コミ評判
iサイクル注文の口コミですが、一部のステマブログを除くと、これもインヴァスト証券のトライオートFX、トレイダーズ証券のみんなのシストレ同様、全くと言っていいほど見つかりませんでした(笑)。2chに専用のスレッドもありません。
やはりシストレ派は、トラリピ、ミラートレーダー、MT4の3強が強すぎて、新しいサービスが浸透するには時間がかかるのもしれませんね。
要するに、iサイクル注文の実力のほどは、実際にデモトレードなどで自分で見極めるしかない、と言えそうです。
公式サイトでの運用実績は?
ちなみに外為オンラインの公式サイトには、「iサイクル研究室」というコンテンツがあって、口座資産1000万円でデモ口座での運用で収益率の高いベスト5(設定の仕方)を発表しています。
ちなみに設定と言ってもiサイクル注文の場合、設定するのは
- 買いか売りか
- 取引通貨ペア
- ポジションの間隔
- 想定変動幅
- 運用資産
の5項目しかなく、上記のランキングは、運用資産1000万、想定レンジ500pips、取引通貨1万通貨のレバレッジ25倍であることは共通です。
ちなみにいずれも最大ドローダウンは無視できるレベルで、1位と2位と5位の設定では、最初から最後まで累計損益がマイナスになったことすらありません。
もし、これが本当ならすごいの一言です。
トラリピタイプのシステムトレードの場合、どうしてもその性質上、ロスカットの設定が難しい、損切りなしのほうが望ましい、と思っていたのですが、これを見る限り、あながちそうとも言えないのかもしれません。
サイクル注文とは?
ちなみに、呼び名がややこしいですが、外為オンラインにはiサイクル注文の他に、サイクル注文と呼ばれる注文方法も存在しています。
これは公式サイトでも述べられている通り、レンジ相場に特化したタイプで、設定した変動幅内で自動的にイフダン注文を繰り返し発注するタイプです。
つまり、要するに…。
トラリピと一緒です(笑)。トラリピと一緒でロスカット注文は入らないので、メリットもデメリットもトラリピと同じ、ということになりそうです(細かい設定の仕方などは勿論違いますが)。
iサイクル注文の評価
いろいろ調べてきましたが、結局、正直なところ、トラリピと比べて、これといって明確な優位性は感じることはできませんでした。今までトラリピを使っていた人がiサイクル注文目当てに外為オンラインの口座に資金を移し替えるとはとても思えませんし、そのメリットも感じられませんでした。
勿論、これからこういったトラリピと同じタイプの自動売買をやってみたいと言う人は別。
トラリピもiサイクル注文も、トライオートFXもそれぞれデモトレード口座が用意されているので、まずはデモトレードで実際に試してみて、スプレッドやスワップ、ツールの使いやすさ等を比べてみるのが一番と言えます。
いずれも1000通貨での取引に対応していますが、基本的に投資資金が豊富で、長期的な運用が前提となっているサービスなので、結論がでるには時間がかかりそうですが、ネットの情報はいまいち信用ができないものもあるので、自分で試す以外に道はありません。
面倒な方は、もう既にメジャーな存在で、口座開設数の多いマネースクエアのトラリピを選んでおいたほうが無難と言えます。