勝てない人必見!バイナリ―オプションで勝率を上げる超簡単な方法
バイナリ―オプションは初心者向け。FXで勝てなかった人もバイナリーオプションでなら勝てるかも。
そんな甘い言葉に乗せられて、バイナリーオプションを始めたものの、なかなか勝てずに苦戦している人は多いようです。
そんなあなたに、一つ、バイナリーオプションの勝率をアップさせる簡単な方法をお教えします。
といっても秘策でも裏ワザでもないので、あまり期待されても困るのですが(笑)。
実はラダーオプションよりもレンジオプションのほうが勝ちやすい
先に答えを言ってしまいましたね。
そうです。
バイナリーオプションの勝率をアップさせる超簡単な方法とは、ラダーオプションではなくレンジオプション(特にレンジインオプション)で取引をすることです。
勘のいい人は既に気づいていると思いますがFXのバイナリーオプションではラダーオプションよりもレンジオプションのほうが有利です。
理由は為替相場はレンジ相場が多いからに他なりません。
ラダーオプションはトレンド相場と相性が良く、レンジインオプションはボックス相場と相性が良いことは以前書きました。
要するに、ラダーオプションは、レンジ相場の多い為替相場とは相性が悪く、特にレンジ相場が他の通貨ペアよりも多いドル円とは、相性最悪と言っても過言ではありません。
なのに、多くのバイナリー初心者はドル円でラダーオプション取引をしている場合が多いです。
といっても、ほとんどの国内バイナリー業者ではラダーオプションしか取引できないわけですから、これは当然の帰結でしょう。
これぞバイナリー業者の仕掛けた巧妙な罠!という気がしています(笑)。
レンジインオプションのほうが有利である証拠
ここまでの話を半信半疑のあなた!
論より証拠で、例えば、GMOクリック証券さんが公表しているバイナリーオプションの月次報告を見てください。
GMOクリック証券「外為オプション」ではレンジオプションは2013年11月から始まり2014年9月で終了していますが、その間の記録、総支払金額(GMOクリック証券が投資家に支払ったお金)、損失発生口座の割合を見比べてください。
明らかに
- ラダーオプションよりもレンジオプションのほうが総支払金額が多い
- ラダーオプションよりもレンジオプションのほうが損失発生口座が少ない
ことがみてとれると思います。
バイナリーオプションの取引規約にも明確に記載されてありますが、通常のFX取引と違って、バイナリーオプションでは投資家の利益=バイナリー業者の損失になります。
レンジオプションのほうが投資家にとって都合が良いということは、バイナリー業者にとって都合が悪いということです。
実際、上記の月次報告にある2013年11月から2014年9月までの11カ月のうち、なん6ヶ月もGMOクリック証券さんの「総取引金額に対する総支払金額)は100%を超えています。
ちなみに総取引金額とは投資家がGMOクリック証券に支払ったお金=購入代金の合計であり、総支払金額とはGMOクリック証券が投資家に支払ったお金=ペイアウトの合計です。
要するにレンジオプションに限って言うと11ヵ月中6ヵ月もGMOクリック証券さんは赤字だったことを意味します。
これをみれば、何故、GMOクリック証券さんがレンジオプションを辞めたのか、そして多くの国内FX業者がラダーオプションしか提供していないのか。
その理由に合点がいくのではないでしょうか。
勿論、FX業者は利益を得るためにサービスを提供しているわけで、しかし、一人勝ちにならないよう、ぎりぎりのラインで妥協してくれてはいるのでしょうが、レンジオプションの提供はそのぎりぎりの妥協ラインをオーバーしてしまっていたのでしょうね。
ちなみに2017年5月現在、レンジオプションを選択できるバイナリー業者はYJFXのオプトレなど少数です。
そしてそのYJFXさんも月次取引実績を公表しています。
YJFXさんは2015年9月よりサービスを開始しているようですが、YJFXさんの場合もGMOクリック証券さん同様、明らかにラダーよりもレンジオプションのほうが損失発生口座の割合が少なく、総支払総額に対する受取総額の割合も少ないです。
ただし、2017年の1月から4月に関しては、あまりラダーもレンジも変わらない数値になってきているようです。
これは推測ですが、レンジオプションの倍率等を厳しめに設定するなどして少なからず調整を図ったのではないでしょうか(それでも損失口座の発生割合はレンジオプションのほうが少ないですが)。
ではレンジオプションを提供している業者を選ぶべきか?
というわけで、以上、レンジオプション(正確にはレンジインオプション)のほうがラダーオプションよりも勝ちやすいことは、理論でも業者の提出しているデータの面でも証明されたのではないでしょうか(納得いってもらえたでしょうか)。
では、今すぐラダーオプションのみのバイナリー業者から資金を引き上げて、レンジオプションも選択可能な業者へ資金を移すべきか。
というと、実は話はそう簡単ではありません。
何故ならバイナリーオプションのプレミアムや倍率は業者が自由に決められることになっているからです。
先ほどのYJFX「オプトレ!」の月次報告ですが、明らかに2017年からレンジオプションの損失発生口座の割合等の数値に変化が見られます。
これは何度も言うように、業者側のなんらかの調整があったものと思われます。
要するにあまりにも投資家有利だと、結局はいつか必ず締め付けられる時が来る、ということです。
営利目的である以上、バイナリー業者も赤字のまま、すっと放置しておくなんてことは絶対にあり得ませんからね。
バイナリーオプションは購入金額や倍率の算出については不透明で、その気になれば、いくらでも操作可能。
業者がその気になれば投資家不利な状況にもっていくことは非常に簡単です。
だからこそ、業者に対する信頼性がバイナリ―オプションの場合は何よりも大事であり、信頼性を重視して業者を選ぶべきだと言えると思います。
信頼性ということで言えば、先ほどの月次報告の数値に関しても本当かどうかは、我々にはわからないわけですからね。
そういう意味では、レンジインオプションのほうがラダーオプションよりもどうも有利らしい、とわかったからといって、安易にレンジインオプションのある業者へ移る、ということはお勧めできません。
それに考えるまでもなく、レンジインオプションがラダーオプションよりも有利なのはレンジ相場においてのみ。
つまり、トレンドの発生している時を選んで取引する、あるいは為替よりもはるかに値動きの激しい投資商品(CFDなど)なら、ラダーオプションのほうが有利です。
ラダーオプションとレンジオプションはチャート分析の仕方もまるで違うものになるでしょうから、ラダーオプションになれている人は、安易にレンジオプションに飛び移るとかえって勝率が落ちてしまうかもしれないので、その点は要注意です。