FXプライムbyGMO「選べる外貨」の口コミ評判まとめ
FXプライムbyGMOは、文字通り、GMOグループのFX業者です。
私がFXプライムbGMOに口座開設した際は、まだ伊藤忠商事グループだったのですが、その後GMOグループに買収され、会社名が変わりました。
GMOグループというと、FX業界最大手のGMOクリック証券がもっとも有名ですが、FXプライムbyGMOを傘下に加えたことにより、GMOグループは、二つのFX業者を持っていることになります。
が、勿論、両者は別の会社で、取引システムやスペックは勿論、全く違っています。
何故二つの業者が存在するのか、とか、何故完全に合併吸収してしまわないのか、とかいろいろ疑問はあるかもしれませんが、そこにはいろいろ複雑な問題があるのでしょう。
ちなみにDMM.com証券と外為ジャパンも同じDMMグループで、現在FX業界を二分する熾烈な争いが繰り広げられています。
目次
FXプライムbyGMOの特徴
FXプライムbyGMO「選べる外貨」は、GMOクリック証券「FXネオ」とは全く別のサービスですが、運営母体が同じためか、その運営体質は似通っている気がします。
それはどちらもとにかくまじめさを売りにしている、ということ。
どちらも、あまり奇をてらったキャンペーンやサービスなどは一切せず、あくまで直球勝負が魅力のFX業者という印象があります。
ただ、やはり同じ業界に同じサービスの担い手は必要ありませんから、両者はしっかりサービスの区別化をしているようです。
FXプライムbyGMOの特徴は、公式サイトから売り文句を拝借すると「FXヂカラ」。
以下、その特徴をまとめてみます。
とにかくマーケット情報が豊富
伊藤忠グループ時代からそうでしたが、とにかくマーケット情報の質と量は、FX業界でも屈指だと定評があります。
- 戦士のひらめき:
短期売買に長けた個性的な5人のトレーダーが短期的な売買戦略について語ります。 - チャートのささやき:
テクニカル分析を基に買いや売りのポイント、利食い、損切りのアイデアを分かりやすくチャートを使って解説。 - プライム・ストラテジー:
「外銀ディーラーの頭の中が5分でわかる!」をコンセプトとした動画コンテンツ。当社チーフ・ストラテジスト高野やすのりが、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析から導き出した取引戦略を、毎日分かりやすく解説します。 - 今夜のイチオシ:
主要通貨をファンダメンタル中心に分析し、取引アイディアを毎日公開。ファンダメンタルズ分析が苦手な方におススメ。 - 柳澤浩のわかりやすい外為道場:
FXプライムbyGMOのチーフアナリスト、柳澤浩さんが自身の経験談を交えつつ、新聞やニュースを騒がず世界経済の旬なテーマの裏側を語ってくれます。 - 井戸端会議:
外為ディーラーが独自の視点で相場を解説。業界裏話から、相場予想まで、為替ディーラー達のおしゃべり会。非常にためになる人気のコンテンツ。
などなど、ざっとあげただけでも、こんなにあります。毎日これらを公式サイトで全部チェックすれば、1年後には、かなりの知識と「FXヂカラ」が身につくことは間違いないでしょう。
オンラインセミナーが充実
豊富な為替マーケット情報だけでなく、FXプライムbyGMOは、動画コンテンツに非常に力を入れています。
毎朝配信される「モーニングコール」、毎夕方配信される「プライム・ストラテジー」だけでなく、定期的にオンライセミナーも開催(見逃しても会員なら勿論録画が見れます)。
私は多くのFX業者に口座を持っていますが、私の知る限り、オンラインセミナーの開催数は、間違いなくFXプライムbyGMOさんが一番多いです。
会場イベントも開催
オンライセミナーだけなら、他のFX業者でも行っていますが、リアルでの会場型イベントを開催している業者は非常に稀。
筆者はFXプライムbyGMOに口座を持っていますが、毎週のように会場がセミナーのお誘いメールが来たりします(田舎住まいなのでなかなか参加できませんが)。
毎月1回、雇用統計発表の夜に、皆で集まってカウントダウンをしましょう、というイベント「雇用統計Night」も開催しています。
これらは、FX仲間と出会える数少ないチャンスでもあるので、これだけを目当てにFXプライムbyGMOに口座開設する人もいるくらいです。
ユーザーの声を大切にしている
FXプライムbyGMOさんは、私たち、ユーザーの声に対して、真摯に対応してくれます。メールや電話でのその場での応対は勿論、サービスやツールに対する要望があれば、メールや問い合わせフォーム、口座内のご意見BOXから、送ることができ「お客様の声」コーナーで対応状況も知ることができます。
ここまで「ユーザーを大切にしています」アピールを積極的に行っているFX業者は正直少ないのが現状です。
取引コストも悪くない!
とここまで為替情報やセミナーといった、あまり実際のトレードとは関係のない特徴ばかり書きましたが、FXプライムbyGMOは、特に取引コストも悪くありません。
確かに本家のGMOクリック証券やDMM.com証券、SBI FXトレードなんかと比べると、スプレッドは見劣りしますが、サーバーの安定度は、昔から定評があり、約定率は、ヒロセ通商の99.9%を上回り、なんと100%!。
低スプレッド業者の約定拒否がうっとうしい、という方には、寧ろこちらのほうがコストが安く済むかもしれません。
2種類のシステムトレードもできる
FXプライムbyGMOは、通常のFXサービスである「選べる外貨」の他に、「選べるミラートレーダー」と「ちょいトレFX」という2種類のシステムトレード・サービスも提供しています。
勿論、口座は全て一緒なので、「選べる外貨」に口座開設すれば、「選べるミラートレーダー」と「ちょいトレFX」も使用可能になります。
上記の他にもチャート形状未来予測ツール「ぱっと見テクニカル」やスピーディーな取引が可能になる「ハイスピード注文」など、他社にはない魅力的な取引ツールもあり、使えるサービス盛りだくさんなFX業者であることが理解してもらえるのではないでしょうか。
バイナリ―オプションもできる!
兄弟会社であるGMOクリック証券「FXネオ」からの提供で、FXプライムbyGMOでもバイナリ―オプションができるようになりました(選べる外為オプション)。
サービス内容はGMOクリック証券「FXネオ」の外為オプションと全く同じ(ラダーオプションのみ)になっています。
どちらに口座を開設しても全く同じサービスが利用可能になります。
GMOクリック証券「FXネオ」との違い
FXプライムbyGMOとGMOクリック証券「FXネオ」は同じGMOグループではありますが、ここまで見てきたようにその方向性は全く違います。
FXプライムbyGMO:サービスの多彩さで勝負
そんな印象を受けます。
特にGMOクリック証券「FXネオ」は1000通貨での取引に未対応なのに対し、FXプライムbyGMOは1000通貨での取引が可能です。
その他にもシストレ、為替コンテンツ、WEBセミナーなど本家にはないサービスがたくさんあります。
低スプレッドにこだわる人ならGMOクリック証券「FXネオ」のほうがおすすめかもしれませんが、シストレ、為替コンテンツ、セミナー、1000通貨取引などが重要だと感じる方は間違いなくFXプライムbyGMOのほうがおすすめです。
ちなみに両業者は兄弟業者らしく、両方に口座を開設することで互いの弱点を補いあうことが可能になっています(取引は低スプレッドのGMOクリック証券「FXネオ」をメインにして、サブ口座として為替情報やセミナーはFXプライムbyGMOを利用しよう、といったことも可能です)。
FXプライムbyGMOの悪評
ここまでFXプライムbyGMOが他社にはない魅力満載のFX業者だということを説明してきましたが、やはり口コミを見る限り、悪評も目につきます。
悪評は、大体、一点に絞られていて、先ほどもさらっと書きましたが、それはずばりスプレッドに関するもの。
- やっぱり大手と比べるとコスト面で劣るよね
- マーケット情報なんて読むの初心者だけでしょ?
FXトレーダーは、スプレッドの狭さにこだわる人が非常に多いです。そのため、決して最強スプレッドとは言えないFXプライムbyGMOに対する評価は、巷ではそれほど高くありません。
ただ、そこ(スプレッド)に目をつむれば、FXプライムbyGMOは、為替情報の豊富さ、取引ツールの使いやすさ、提供サービスの豊富さ、全てがFX業界でもトップクラスにある優秀な業者だと思います。
それに先ほどの述べたようにGMOクリック証券「FXネオ」のような低スプレッド業者との併用なら、スプレッドは全く気にする必要はなくなります。
FX初心者の方にとって、マーケット情報やオンラインセミナーの豊富な業者は、いろいろと勉強になり、スプレッドのマイナスを補って余りあるプラス材料です。
システムトレードもできるので、あまりスプレッドにこだわらないという人は勿論メイン口座として十分ですし、スプレッド至上主義の人にとっても、サブ口座としてFXプライムbyGMOの口座を併用して開設しておけば、何かと役に立つこと間違いなしと言えるのではないでしょうか。