スーパーボリンジャーの基本的なシグナルと使い方
スーパーボリンジャーは、FX業者の会員向け無料WEBセミナーなどでおなじみのマーフィーさんこと柾木利彦氏考案のテクニカル指標です。
スパンモデル同様、多くのFX業者で標準搭載されているテクニカルツールですが、採用を見送っている業者もあるので、知名度はそれほどないかもしれません。
スーパーボリンジャーの基本的な見方
スーパーボリンジャーは、名前からして非常に大袈裟で、どんなにすごいものなのか!とつい思ってしまう方も多いかもしれませんが、実際はボリンジャーバンドに遅行線(パラメーターは21)を加えているだけのもので、非常にシンプルな表示と言えます。
ただし、シグナルの見方は、ボリンジャーバンドとは大きく異なり、真ん中の21日移動平均線(青色)と、21日遅行線(黄色)の2つのラインとの関係性を基本とします。
- 青の線が右肩上がり、かつ黄色の線がロウソク足の上にある時:買い戦略が基本
- 青の線が右肩下がり、かつ黄色の線がロウソク足の下にある時:売り戦略が基本
スーパーボリンジャーはスパンモデルとセットが基本
ただし、発案者である柾木利彦氏いわく、あくまでスーパーボリンジャーは相場の大きな流れ、トレンドを見るためのものであり、売買タイミングを計るための指標ではない、そうです。
売買タイミングはスパンモデルで見るのが基本的な使い方になります。
勿論、ボリンジャーバンドと同じく、各±σバンドの収束具合や価格との距離加減も相場判断の基準となり得ます。
ボリンジャーバンド的な使い方に加え、上記の青と黄色の2つの線の関係性にも着目することで、様々な相場で臨機応変に相場の流れを読み取ることができるのだとか。
マーフィーさんは「大局観=相場の大きな流れ」「現在の買いと売りの勢いの差」「実際に買いか売りか」を、自作の2つの指標で判断されるそうですが、スーパーボリンジャーは、前者の2つ「大局観と現在のトレンド」を見るためのもの、と言え、実際に買い(売り)エントリーや、損切り、利食いのタイミングはスパンモデルで判断しているとのことです。
トレードルールはシンプルでなければ意味がない、というのは、マーフィーさんの言葉で、ゆえに見るポイントも相場の見方もシンプル。
現在は以下のポイントを見るだけで相場判断が可能だそうです。
- 価格がσラインのどの間ににあるか
- バンドは広がってきているのか狭まってきているのか
- 移動平均線(青色)の向き
- 遅行線と価格との上下関係
- 遅行線がσラインのどの間にあるか
- 価格と遅行線とσラインの位置関係(どの並びか)
ちなみにスーパーボリンジャーとスパンモデルは以下のFX業者の取引ツールに標準搭載されています。
JFX
マネースクエア
ヒロセ通商
DMM.com証券
FXプライムbyGMO
マネーパートナーズ
セントラル短資FX
外為ジャパン
上記8社に加え、MT4でも、無料のカスタム・インジゲーターを使用することで、表示させることができますが、それ以外のFX業者では基本的に表示することはできないので要注意。
興味のある方は、上記8社のうちのどれかを選んで口座を開設する必ことをお勧めします(MT4で使うのは非常に面倒な手続きが必要です)。