金投資とCFDの魅力。そのメリットとデメリットについて。

金は昔から人気のある投資商品の一つ。通貨の代替手段として、世界的な通貨危機の際などに注目が集まる投資商品です。近年ではリーマンショックでアメリカドルの信用性が暴落した際に「有事の金」として多くの投資家の注目を浴びました。

金に投資する方法はいろいろあるのですが、この記事では金CFD(金スポットCFDとも言う)を中心にいろいろとみていきます。

金に投資するならどれがいい?

前述したように金投資にはいろいろ種類があります。

  1. 純金積立:最もローリスクローリターン
  2. 金ETF:仕組みが複雑
  3. 投資信託:仕組みが複雑
  4. 金地金:100万円以上の投資金が必要
  5. 地金型金貨:仕組みが複雑
  6. 金先物:仕組みがやや複雑
  7. 金スポットCFD:ハイリスク・ハイリターン投資法

金は安全資産ということもあってか、多くの投資商品が存在します。が、いろいろと専門用語を覚える必要があったりと投資初心者には敷居が高いものが多いのも特徴です。

純金積み立てなどは、敷居も低く、少額から始められて、かつリスクも非常にすくないため、初心者に人気の投資法ですが、極めてローリスク・ローリターンなので一攫千金には向きません。

反対に先物やCFDはレバレッジを効かせて一攫千金を狙えるハイリスク・ハイリターン型の投資法です。

仕組みがやや複雑で専門用語をいくつか覚えないといけない、という点では先物よりもCFDのほうがシンプルで初心者にも取り組みやすいと言えます。

金CFDと金先物の比較

金CFDと金先物は似ているようですが、実際はいろいろと違います。
簡単な比較表としては以下のようになります(トロイオンス=31.103 4768グラム)。

 金スポットCFD某国内証券会社
NY金先物
国内某先物業者
東京金先物
取引手数料手数料無料片道350円約8000円
単位トロイオンストロイオンスグラム
最低必要証拠金約7000円約35万約6万5千円
取引単位CFD価格の1倍先物価格の100倍先物価格の1,000倍
レバレッジ20倍(固定)約40倍約70倍
取引時間月曜〜金曜の8:00〜翌7:00(夏6:00)日中取引 8:45~15:15
夜間取引 16:30~翌5:30
日中取引 8:45~15:15
夜間取引 16:30~翌5:30

金スポットCFDはスプレッドが実質の取引手数料

まず、CFD業者は取引手数料無料をうたい文句にしている場合が多いですが、実質はFXと同じくスプレッドが存在し、これが事実上の手数料になります(FXの本当の手数料と隠れ取引コスト)。

GMOクリック証券「金スポットCFD」ではだいたいスプレッドは0.5pips前後で変動しているようです。
金スポットCFDの場合、0.5pips=0.5ドルですので、1ドル100~120円と仮定するなら、日本円換算だと手数料50~60円くらいでしょうか。

CFDは1枚50円。
金先物はその100倍の取引単位で手数料700円。

と考えると、先物のほうが一般的に手数料が格安と言えるようです。

ただ、先物は取引単位が大きく少額から始められるものが少ないです。

現在、金の価格は1400ドルから1200ドルの間で推移しています(以下金CFDのチャート)。

ということは、レバレッジ1倍なら、CFD価格の1倍でも十数万円、価格の100倍の先物ならさらにその100倍の資金が必要になります。

レバレッジがありますが、基本的に、先物は、数百万以上の資金があるか、あるいはハイレバでの取引が必須となってきます。
そういう意味では基本的に初心者向きではないと言えます(最近は先物miniなど少額から始められる初心者向けのものもいろいろあるようです)。

金スポットCFDとは?
ちなみに金スポットとは、外国為替取引のように、ほぼ24時間、相対取引が行われているロコ・ロンドン・スポット市場の金価格のことで、金スポットCFDは金スポット価格を参照原資産とするCFDのことです。

金スポットは、XAU/USDという銘柄で表すのが基本。要するにFXで言えば、ゴールドも1種の通貨と考えるとわかりやすいですね。

金の価格に影響を与えるもの

基本的に金の価格に影響を与えるものは、景気と各国の通貨価格です。

簡単に言うと、リーマンショックなどの世界不況で、世界の基軸通貨である米ドルの信頼性が低下したり、株価が暴落すると、その代替資産として金の価格は上昇する傾向があります。

ただし、金はドル建て資産であり、XAU/USDという銘柄で取引されるので、ドル安になれば、金の価格が上昇するのは明白ですが、ドル安円高になったからといって、対円に対して金の価格が上昇するとは限りません。

金投資のメリット・デメリット

金投資の最大のメリットは、金が安全資産だということです。
実物資産であるため価値が0になることはありません。企業倒産や国家破産により価値が0になる可能性のある株式や為替とはこの点で最も違うと言えます。

そのため、ドルコスト平均法トラリピなどと相性が良いです。

また株や債券の暴騰との連動制も少ないため、ポートフォリオに金をいくらか組み込んでおくと、リスクヘッジにもなります。

デメリットとしては、これはCFD全体にも言えることですが、取引コストがFXと比べるとやや高いので、FXのように気軽にデイトレ、特にスキャルピングなどはやりにくい商品だとも言えます。

ボラティリティが高く、ハイリスク・ハイリターンなのも他のコモディティ―CFD商品と同様です。

金CFDの金利調整額とは?

金CFDはXAU/USDという銘柄なので「金を買う」とは「金スポット買い&米ドル売り」ということを意味します。
もっと具体的に言うと、ドルを借りて金を買う、ということです。

そのため借りている米ドルに対してFXで言うところのスワップ金利をこちらが支払う必要があります。

要するに金CFDの金利調整額(オーバーナイト金利)とはFXにおける売りスワップと同じようなもの……ではなく、時と場合により、CFD業者にもよりますが、ロングでもショートでもマイナススワップになっている時があります。なので、FXのスワップ金利とは計算方法等で、少し違うようです(計算方法はCFD業者独自によるもの)。

だから長期投資ではロングでもショートでもマイナス金利で、どんどん口座から資産が減っていきます。
というとFX経験者は「え?」となるかもしれませんが、結局のところ、為替相場よりも値動きが激しいため、キャピタルゲイン>>インカムゲインとなるため、この金利調整額は無視できるレベルと言えます。

これからCFDを始めるならこの業者がおすすめ!

  • GMOクリック証券「CFD」
    国内CFD業者なかでも圧倒的なシェアを誇るのがGMOクリック証券のCFDです。単純に取引コストを比較しても他社を大きく引き離している他、日経平均、米国株価指数、原油、金銀、米国の個別株式など、取扱い銘柄数も国内業者としてはかなり豊富です。FX、CFD、株(先物)など複数の口座が一つのパスワードで管理可能なのも他社にはない強みです。
  • サクソバンク証券
    サクソバンク証券のCFDの特徴はなんといってもその取扱い銘柄の多さ。海外業者らしく6000以上の銘柄があります。ただし、国内業者よりもかなり取引コストは高いので、取引したい銘柄が国内業者でも取り扱っているなら、わざわざ口座を持つ意味はありません。

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