3本の移動平均線によるパーフェクトオーダーだけで勝てるか?

パーフェクト・オーダーとは、短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線が、順序正しくチャート上に並んだ状態のことを言います。

用いる移動平均線はSMA、EMAどちらでも良いですし、移動平均線は何本使っても良いのですが、今回は3本のSMA(単純移動平均線)を用いたトレンドフォーロー型のシンプルなトレード手法を紹介します。

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200SMA、62SMA、20SMAのパーフェクトオーダー

今回用いるSMAは短期として20SMA、中期として62SMA、長期として200SMAを用います。

相場は1週間5日がワンセットですから5SMAは一週間の平均、20SMAは4週間(一カ月)の平均となるように、基本的に5の倍数の移動平均線が使われることが多いですが、中期SMAに62を使ったのは相場における魔法の数字として有名なフィボナッチ数の61.8からきています。

通所の60SMAと比べて精度がどれくらい違うのかは実はわかりません(笑)。洒落のようなものだと思ってください。

ただし、長期の200SMAのパラメーターは変えないようにお願いします。

というのも、200SMAは「トレンド変換目安」として、サポート・レジスタンスラインとして多くのトレーダーが用いているものだからです。
短期と中期SMAに関しては通貨ペアや利用する時間足、相場状況にあわせて検証・カスタマイズするのが好ましいですが、ここではこのパーフェクトオーダーを用いたシンプルなトレード手法の説明が目的なので、あまり気にせずに進めていきます。

相場のサイクル4パターン

相場のトレンドサイクルには4パターンあり、3本の移動平均線とローソク足で、現状がどのパターンに属しているのかを見極めます。

パターン1:パーフェクトオーダー

perfect-order1

上記画像では黄色が200SMA、青が62SMA、赤が20SMAです。

このトレード手法では基本的にエントリーはパーフェクトオーダーが成り立っている時にしかしません。

また、エントリーは20SMAとローソク足が触れ、なおかつ上昇トレンドなら陽線、下降トレンドなら陰線が出た時とします。

損切りは62SMAのライン、利食いはエントリーの時と同じくトレンドとは逆方向に陰線があらわれた時。
上記の画像の場合だと、陽線が現れた時ですね。

パーフェクトオーダーが発生している時はかなりトレンドが明確になっている時なので、上の画像のように短期SMAがきれいにサポートラインとして機能する場合が多いですが、もしそうでないなら、短期SMAのパラメーターをいじるなり時間足を変えるなりして、短期SMAがサポートラインとして機能している局面を作り出す必要があります。
そうやって明確なエントリーポイントを探すことが重要になります。

パターンその2:トレンドの終わり

短期SMA(赤)が中期SMA(青)とクロスしたらパーフェクトオーダーの終わり。つまりトレンドの終了を意味します。

perfect-order2

このチャートパターンが現れた時は絶対にエントリーしないようにします。
というのも、これまでのトレンドに一服感が漂い、各投資家が次々と利食いを始めるタイミングなので、方向感なく相場が荒れる展開になりやすいからです。

パターンその3:レンジ相場へ

トレンドが終わると、相場は次のサイクルとしてもみ合い相場(レンジ)に入ります。

レンジ相場へ入ったことを知らせる合図は、ローソク足と長期SMA(黄色)とのクロス。
この時相場はレンジ相場に入ったとみます。

perfect-order3

理由は、前述したように200SMAはトレンド変換点にあたりますから、そこにローソク足が到達したということは、相場の潮目が変わるか否かの局面であると見て取れるからです。

そんため、多くの場合、200SMAの付近でもみ合いになることが多く、その後の展開次第で、次の局面を予測することができます。

基本的に

  • 明確に200SMAをローソク足が突破→トレンドが変わる
  • ローソク足が200SMAにはじかれる→まだまだトレンドが変わらない

と判断することができます。

パターンその4:トレンドが生まれる瞬間

ローソク足が明確に200SMAを突破したら、それまでのトレンドが変わったことを意味します。
上記画像のようにそれまでが下降トレンドだったら今度は上昇トレンドに、といった具合にです。

明確にローソク足が200SMA(青色)を突破すると、まもなくというかほぼ同時に短期SMA(赤)も200SMA(青)とクロスすることになります。
これが新たなトレンドが始まるか否かの瞬間、と言えます。

perfect-order4

次に、中期SMA(青)が長期SMA(黄)とクロスしたら、先ほどまでとは逆パターンのパーフェクトオーダーが完成です。

perfect-order5

ちなみに、これら4つの相場サイクル理論はNYボックスでおなじみロブ・ブッカー氏のアリゾナルールでも用いられているものですが、非常にわかりやすいので個人的に気に入って、取り入れてみました。

パーフェクトオーダーだけで勝てるのか?

基本的にパーフェクトオーダーだけでも相場で勝つことは可能だと思っています。

ただし、多くの投資家が述べているようにどのような相場でも普遍的に優位性のあるトレードルールは存在は存在しない、とも思っています。

要するに相場状況に応じて

  1. 各種パラメーター・通貨ペア、時間足を変更する
  2. 他のテクニカルツールでフィルターをかける

などのカスタマイズはその都度行う必要があります。

特に、パーフェクトオーダーが発生している時は、トレンドが明確なので、エントリーポイントはわかりやすいですが、若干リミットとストップの位置をどこにするのかが難しいです。

筆者の場合は、パラメーター変更はあまりせず、通貨ペア、時間足、相場状況を総合的に見て、最も有効だと思える位置にストップとリミットを同じ幅で入れることにしています。

  1. パーフェクトオーダー発生時以外エントリーしない
  2. 短期SMAをサポレジラインとする逆張りエントリー
  3. 損切りは中期SMA
  4. 利食いは陽線が続いた後の陰線(上昇トレンドの場合)
  5. 短期SMAの向きや中期SMAとの距離にも注目する
  6. 使用する時間足はドル円の1分足

こんな感じでやってます。

夜しかデイトレできないサラリーマントレーダーの場合、取引画面を開いたら、たまたまパーフェクトオーダーが発生していた、なんて例はあまりありませんが、運よく見かけたら、このトレード手法をぜひ試してみてください。

よく、トレード手法はバックテスト1000回やってから本番で使え、という人がいます。
確かにそれがもっとも確実な方法なのですが、バックテスト1000回やっても結局勝ち負けトントンで無駄足になる場合が多く、FX初心者はその段階でモチベーションが低下する場合が多いです。

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