最終話:FXで安定して勝ち続けるために必要な考え方

第10話の続きです。
第1話で全10話の予定と書きましたが、結局11話になってしまいました。
今回で「私のFX初心者体験談」は一応最終回です。

これからFXを始める人に、よりリアルにFXを理解してもらえるよう、頑張って書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

前回までで、一応、伝えたいことは全て書いたつもりですが、長くていまいち要点が伝わりづらかったかもしれません。

最終話では「FXで安定して勝ち続けるために必要な考え方」と題して、今までの話をまとめて見たいと思います。

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FXで「絶対にやってはいけないこと」は存在しない

実は、FXでこうやったら絶対に勝てない、というようなものはない、と個人的には思っています。

いろいろ失敗して痛い目にあってきた私ですが、いくつかの要因が重なって敗因となっただけ。

例えば、私の失敗の大きな要因となった「損切りなし」もナンピンも、長期的な投資戦略のもとで為替取引をやる場合は、十分有効な手法となり得ます。

ただし、「絶対にいけないこと」はなくとも「やらないほうがいいこと」は一杯あるように思います。
特に初心者にとっては。

なんとなくトレードする

私が一番お勧めしないFXのやり方は「なんとなくポジションを持つこと」です。
何故なら、なんとなくもったポジションが、アゲインストになった場合、あなたは上手く損切りできますか?

負けを認め、含み損を解消するという行為は、経験してみるとわかると思いますが、初心者にとって意外と難しい行為です。
心理学的にも人間は損切りができない生き物だそうですから、これは当然のことなのかもしれません。

そんな人間という心の弱い生き物が勇気をもって損切りを行うためには、何らかの強い根拠が必要です。
FX初心者の典型的な負けパターンは損切り貧乏と損切りできない病であり、これらを克服しないことには、FX負け組から抜け出すことはできない、ということをまず頭に叩き込んでください。

勝ちパターンを見つける

負けパターンから抜け出すことができたからと言って、すぐに勝ち組にはなれません。
為替のレートは、言ってしまえば上がるか下がるかの2択なので、上手く損切りできるようになれば、適当にトレードしていても5割程度勝つことはできます。
が、勝率5割では、やればやるほど、手数料(スプレッド)の分だけ、損失が貯まっていくことになります。
要するにじり貧です。

ビギナーズラックではなく、FXで勝ちつづけるためには、絶対に自分なりの勝ちパターンを確立する必要があると思います。

短中期トレーダーは損切りなしは絶対ダメ

前述したように、スワップ金利が目的の高金利通貨&長期投資がメインなら「損切りなし」は、立派な勝ちパターンになり得ると思います(ただし、低レバレッジ限定ですが)。

しかし、デイトレやスイングトレードで、レバレッジを高めに設定して、ハイリターンを目指すような人にとって、損切りなし戦法は絶対にいつか破たんします。

運が良ければ私のように3ヶ月程度は損切りなしでも乗り切れるかもしれませんが、運が悪ければあっという間に軍資金はなくなります。

FXは1部の人を除いて、勝てるようになるまで経験を積む必要があります。トレード回数を重ねる必要があります。
コツコツドカンでは、経験値を稼ぐ前に、FXから退場しなければなくなります。

長期投資が一番ローリスク

1話から10話までの話の中で明言はしませんでしたが、長期投資が一番ローリスク・ローリターンで、対してスキャルピングが最もハイリスク・ハイリターンです。

スワップ金利だけが目的、例えば人気の高金利通貨である豪ドルで取引するなら、年利10%くらいは比較的ローリスクで稼ぐことは可能ですし、スワップ金利目的でなくても、長期的には、為替相場はファンダメンタルズを反映するので、予測は短期トレードよりもはるかに簡単です。

ただし、長期投資なら、FXよりも株式投資のほうが旨味が大きいと個人的には思います。
株式投資にないFXの利点は取引コストの安さとレバレッジしかありません。

それを生かさないのなら、FXをやる意味があまりないような気がします。

ちなみに、最近はシステムトレード(自動売買)が大流行だそうですが、シストレのロジックは基本的に短期メインのものが多く、長期投資向けのシストレは実質的にトラリピ一択になります(トラリピ系も含む)。

ただし、トラリピもローリスク・ローリターン型の投資手法なので、大きく儲けたい人には向きません。

安定的に勝ちたいならスイングトレードが一番

というわけで、FXはデイトレやスキャルピング、スイングトレード等の比較的短期で収益を上げるやり方が一般的だと思いますし、FXを始める人の多くがデイトレ・スキャルピング・スイングの3種類から自分のトレードスタイルを選ぶことになります。

一般的に、スキャルピング>デイトレ>スイングトレードの順で、より大きなリターンが見込めるとされていますが、私の体験談を1話から通して読んでいただければわかりますが安定的に勝ち続けるならスイングトレードが一番です。

理由は9話10話あたりで述べたように、テクニカルツールはフィルターを強めにすると、シグナル発生頻度が低くなるからです。

1日で取引を完了するスタイルだと、これが大きな壁となり、ポジションサイジング等のテクニックが必要になってきますが、スイングトレードならテクニカル分析オンリーでも安定して勝つことが可能です。

私は今「テクニカル分析+ポジションサイジング」を駆使して、ここ数年、なんとか満足のいく収益を得るまでになりましたが、正直ここまで来るのには4,5年かかりました

凡人にはデイトレで勝ち続けるのは、正直かなりの努力が必要だと感じています。

デイトレよりもさらに予測が難しいスキャルピングで安定して勝ちつづけることができる人って、おそらく一部の天才だけだと個人的には思います。周囲にそういう人が全くいないのでわかりませんが。

一体、どういったやり方で勝っているのか教えてほしいものです。

初心者は少額からの真の意味

初心者は少額から始めなさい。
FXの入門書に必ず書かれている言葉で、私も当然、目にしていました。
にも、拘わらず、ハイレバレッジで取引を繰り返し、たった半年で投資金をほぼ全額なくすという羽目に陥ってしまいました。

別に「初心者は少額から」という言葉を軽視していたわけではありません。
少なくとも、デモトレードでは少額から始めていましたから。

でも、デモトレードで大勝したがゆえに、警戒心が緩んでしまったんですね。

実はこれ、FXで大負けする人共通のパターンです。

私の場合はデモトレードでしたが

リアルトレードで最初の1ヵ月大勝ち→その後大負け

こういう人は非常に多いです。

これは「初心者」の意味をはき違えているから起こるのだと思います。

FX入門書での初心者とはFXを始めて1年以内の人のことなのだと思います。

もし、仮に最初の数か月で大勝したからといって、まだまだ経験不足の初心者であることに変わりはないんですね。

車の運転事故は、免許取得1年以内の人は実は少なく、一番多いのは免許所得後1年経った後、つまり2年目の人だそうです。
警戒心が薄れた時が一番危ない時期、というわけですが、FX取引もこれと同じことが言えると思います。

ただ、FXトレーダーの場合は金に目がくらんでますから(笑)車の運転よりも警戒心が緩むのが非常に早い傾向にあります。
単にその違いです。

これからFXを始める人は、最初にちょっとうまく言ったからと調子にのってレバレッジを上げすぎないようにしましょう。

一度大負けすると、軍資金を再度貯める時間もかかりますが、メンタル的に立ち直るのにも時間がかかります。

FXを初めて1年以内に退場する人の割合は8割から9割、と言われているのは、初心者が焦ってスピードを出し過ぎて大事故を起こしてしまい、再起不能になってしまうからに他なりません。

FXはメンタルコントロールが難しい

最後にメンタルコントロールについて。

FXを始めて最初のころは、私がそうだったように、そのすさまじいプレッシャーに押しつぶされそうになる人が多いと思います。
特にFXを始めるような人は、学歴もあったりして、おそらく自分の知力に自信がある人が多い思います。
そしてその分プライドも高い。

そういう人は1万円得る喜びよりも1万円失う悔しさのほうが大きくなりがちです

私もそうでしたが、勝って当然、と思ってFXを始めるわけですから、ほんの少しの損失も悔しい。許せない。
そんな自分を自覚することになると思います。

FXを始めると、多くの人は自分が自分で思っていたよりも弱い人間であることに気づくことになります。

まずは、そういった自分の弱さとの戦いを乗り越えないと、他の投資家と戦う前に、自滅してしまいます。

FXで勝ち続けるのが難しい理由

自分の弱さと向き合い、克服し、首尾よくFXで満足のいく収益が得られるようになったとします。
しかし、FXで何年も勝ち続けている人でも、突如として負けに転じることがあります。

先ほど私は「ここ数年満足のいく利益を上げられるようになった」と偉そうに書きましたが、実は、ほんの少し前も、100万円前後の大金をたった数日で失うという大失敗をやらかしたばかりです(笑)。

もっというと、こういったことは一度や二度だけではなく、実は2,3年に1度や2度は未だにあります(笑)。

勝ちが続くと、つい油断してしまったり、欲張ってしまったりしてして、ついリスキーなトレードを「まず大丈夫だろう」とやってしまう癖は、未だに治りません。

先ほど、車の運転とFXを比較しましたが、それと同じです。

ここ数年、事故を起こしたことがないからと言って、今後大事故を起こさない保証はどこにもありませんよね?

これはFXでも同じことが言えます。

勝てない間は焦りと恐怖が
勝てるようになると油断と欲が

私たちの心を乱そうと邪魔をしてきます。

恐怖や焦り、誘惑といったものにとらわれると、人間冷静な判断力を失います。
どれだけFXを経験しても、人間の本質は変わりません。

もっと簡単に儲ける方法はないか。
楽してより多くの利益を上げたい。

仮にFXで1億稼げるようになれば、今後は5億、10億と稼ぎたくなるのが人間の性です。
あるいは、もっと楽して稼ぎたい、と思うようになります。

当然、そういった考え方には、大きな落とし穴がつきものですが、ついついそれを見落としてしまうんです(多分、これは私だけではないと思います)。

まとめ

今までの話のまとめとして書き始めたこのページも、いつの間にか長ったらしくまとまりに欠けるものになってきました(笑)ので、このあたりで話を終えたいと思います。

私の稚拙な文章をここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。そしてご苦労様でした(笑)。

これからFXを始める方、始めてはみたものの勝ち方が全く分からないと言う方、そういった人の参考となるように要点をまとめたつもりですが、結局はまとまりのないものになってしまった感があるので(笑)、もう一度、このページの要点をまとめてみます。

  • 売買ルールを確立すべし
  • 恐怖や誘惑に打ち勝つべし
  • 勝てるようになっても油断は禁物

結局、長々と書いてきましたが、FXで勝ち続けるために私が本当に大切だと思うのは以上3点です。

言葉にすると簡単ですが、実践するのは難しいものばかりですので、まだFXで痛い目にあったこのない初心者の方は、覚悟しておいたほうが良いと思います(笑)。

第1話:私がFXを始めた理由


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