FX取引における注文方法まとめ

FXを始めて、いざ、取引画面を見ると、いろんな注文方法があることに気づきます。
それぞれの注文方法の意味と、その使い方について詳しく解説します。

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成行注文とマーケット注文とストリーミング注文

まず、基本の注文方法である成行注文とマーケット注文、そしてストリーミング注文から。
成行注文とマーケット注文は、FX業者によっては同じ意味で使われることもあれば、違う意味でつかわれることもありますが、ここでは違うものとして、解説します。

askbid

上記の画像のように、FXでは常に各通貨ペアの買いと売りの値段が表示されています。
取引を開始るためには、まずASK(買い)かBID(売り)の注文ボタンを押す必要があります。

成行注文は、ボタンを押した時点でのレートで注文が約定します。

が、為替レートは、常に動いています。
例えば、ドル円が90,000の時に買い注文ボタンを押したにもかかわらず、その注文がFX業者のサーバーに届くまでの間に、それが1秒に満たないわずかな時間だったとしても、当然レートが動いていて、90,100になっている場合が考えられます。

自分が購入したいと思って注文ボタンを押した時の価格と、約定した時の価格に時間的なずれが生じてしまうわけです。

このずれをスリッページと呼び、FXトレーダーにとっての泣きどころとなっているわけですが、成行注文は、このスリッページを全て受け入れる代わりに、約定拒否が発生しないという特徴があります。

1,2pipsのスリッページなんかどうでもいいから今この瞬間に買いたいんだ!みたいな時に使う注文方法です。

マーケット注文とは、このスリッページの許容範囲を設定できる注文方法のことです。
例えば、許容スリッページを1pipsに設定していた場合、もし、注文ボタンを押した瞬間に大きく相場が動いて、2pips以上のスリッページが発生しそうな場合、マーケット注文では約定拒否が生じて、注文が却下されます(ちなみに前述したように、FX業者によっては成り行き注文でも同じように許容範囲が設定できます)。

  • 成行注文は約定拒否なし。ただしスリッページが大になる可能性あり
  • マーケット注文はスリッページ0にすることも可能。ただし、約定しにくい

マーケット注文では許容範囲を0にして、一切のスリッページすら許さない、というやり方もできますが、スリッページは必ずしもこちらにとって不利な方向だけにずれるわけではないので、ある程度許容範囲を広く設定しておいたほうがストレスは少なく済む、と言えます。

ちなみに、FXの本当の手数料と隠れ取引コストで説明したように、FX業者によっては約定拒否なし&スリッページなしが売りの業者もあります。

そういった業者では、成り行き注文もマーケット注文といういい方も使わずにストリーミング注文という言葉が使われるようですが、要するに成行注文もマーケット注文もストリーミング注文も、業者によっては同じ意味です。

指値注文と逆指値注文

仕事中や寝ている間、レートが「この値段に達したら注文したい」と思うことがあります。

指値注文とは、そういった場合に使う予約注文の1種であり、指値注文は「現在のレートよりも安く買いたい」あるいは「現在のレートよりも高く売りたい」時に使う注文のことです。

投資家は、できるだけ有利な条件で注文をしたいものなので、指値注文は通常、エントリー(注文)の予約に使われます。

逆指値注文は文字通りその逆で「現在のレートよりも高くなったら買い」「安くなったら売り」を行う予約注文のことです。

例えば、100円で購入したドル円が、99円まで下がってしまうと1円分の損失、95円まで下がってしまうと5円分の損失です。このように、これ以上の損失は避けたい、という場合、逆指値注文を使います。

ドル円を100円で購入したものの、寝ている間に相場が急変して、翌朝起きたら90円になってた。しまった大損だ!
逆指値注文で「ドル円が99円になったら売り決済」を予約発注しておけば、損失は1円に限定でき、こういった事態は回避できます。

このように逆指値注文は損失の限定(損切り)のために使う場合がおおいためストップロス注文とも呼ばれます。

逆指値注文もう一つの使い方

逆指値注文には、ストップロス注文のほか、もう一つ活用法があります。

それは相場がレンジブレイクした際の予約注文です。

FXの取引方法の項でも述べましたが、FXは7割以上がレンジ相場です。

例えば、ドル円が100円から101円までの間を行ったり来たりしているとします。
そしてあなたは「101円を抜けたら、その後は105円くらいまで上がるだろう」と予測していたとします。

何もしないままだと、これも仕事中や寝ている間に、ドル円がレンジブレイクし、105円まで到達してしまい「くそ!予測通りだったのに!」と悔しい思いをしなくてはなりません。

逆指値注文を使って「101,20円まで到達したら買い」の予約注文を入れておけば、機会損失の可能性を減らすことができます。

IFD(イフダン)注文とは?

IFD(イフダン)注文とは、新規注文と決済注文を同時に発注する予約注文方法です。

仮に、現在ドル円のレートが100円で、あなたは「99円まで下がれば買いたい。そしてもう一度100円になれば売りたい」と考えている場合、エントリー注文とイグジット(決済)注文の両方を予約しておくことができます。

新規と決済、それぞれ指値、逆指値どちらでも使えるので、計4種類の組み合わせが考えられますが、買いと売りのセット注文である以上、新規指値&決済指値、あるいは新規逆指値&決済指値の場合、損切りは行われないので、予想が外れた時は損失が大きくなる可能性があることに要注意です。

リスクコントロールのためには、IFD注文は「新規注文:指値、決済注文:逆指値」の組み合わせで使う必要があります。

OCO(オーシーオー)注文とは?

OCOとは「One side done, then Cancel the Other」の略で、2つの注文を同時に出し、どちらかが成立すれば、片方はキャンセルされる、という注文のことです。

例1:現在ドル円100円。あなた「99円までさがったら買い。101円まで上がったら売りたい」

この場合、99円での指値買いと101円での指値売りの両方を発注。どちらに動いてもどちらかが約定し、成立しなかったほうの注文はキャンセルされる。

例2:現在ドル円100円で保有中。あなた「99円まで下がったら損切り。101円まで上がったら利食い」

この場合、99円での逆指値売りと101円での指値売りを両方発注。上がっても下がっても予約注文が約定し、成立しなかったほうはキャンセルされます。

例1は利食いや損切りの決済予約は一切入らないので要注意。
例2のように既に持っているポジションの決済予約として使うのがOCO注文本来の使い方と言えます。

IFO(アイエフオー)注文とは?

IFO注文は、If Done+One Cancels the Other orderの略で、IFD注文とOCO注文が合わさってリスクコントロールを含めた自動売買を可能にします。

例:現在ドル円100円。99円まで下がったら買い(IFD)。そしてその後(OCO)100円まで戻ったら利食い、98円まで下がったらストップロス。

非常に便利な注文方法なので、FX初心者は、まずはIFO注文を完全にマスターするよう心がけましょう。


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