経済指標の基本的な見方

FX初心者が初めて知ることは、毎日のように経済指標と呼ばれるものの、発表があることでしょう。
雇用統計など、投資の世界に足を踏み入れなければ、まず気にすることもなかったであろう、聞きなれない経済指標が、世には多く存在する。私がFXを始めて、一番最初に驚いたのはその点でした。

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経済指標って本当に重要なのか

為替相場では経済指標はあまり重要ではないという人がいます。ちなみに、筆者自身もほとんど見ていません。
何故なら、それは筆者がデイトレーダーだから。

確かに経済指標とは、世界中の経済が今後どのようになっていくかを示す指標なわけですから、長期的な資金運用、という観点では非常に重要です。

例えば、2009年の末ごろから始まったユーロ危機ですが、実は1年ほど前から「ユーロは危ない」と言われていました。

私がいつもよく見ているFXプライムbyGMOの井戸端会議という為替ディーラーさんの手記コンテンツでは、実際にギリシャショック(2009年10月)でユーロドルが本格的な下降トレンドに入る前から、ユーロの売りを強く推奨しているディーラーさんがいたことをよく覚えています。

その人は毎日のように「ユーロ円の売り」「ユーロドルの売り」を繰り返していて、あまりうまく儲かっていない様子だったので、個人的には「この人ダメだな」みたいに思っていたのですが(笑)、その後見事にユーロ危機が発生。

当時はリーマンショック等で「アメリカもうダメだ」みたいな空気が世界中に蔓延し「ドルん変わる世界の基軸通貨はユーロ」みたいな声もあったくらいなので「やっぱりプロはしっかりファンダメンタルズを見てるんだな」と感心したものです。

相場のトレンドは長期的には必ずファンダメンタルズに従うということをこの時に学んだわけです。
ただし、上記のディーラーさんが日々ユーロの売りでデイトレを繰り返し、あまり勝てていなかったのも事実。短期的にはファンダメンタルズよりも相場の勢いのほうが優先されることのほうが多いのです。

例えば、1000人の個人トレーダー(平均資産100万円程度)が経済指標の結果をもとにドル買いを行っても、大口のヘッジファンド(資産5000億円)がドル売りを行えば、ドル円は下がりますよね?

そういう意味で、短期トレーダーと長期トレーダーとでは、経済指標の重要度は大きく異なる、と思います。

  • スキャルピング派・デイトレーダー:経済指標はあまり重要でない
  • スワップ金利目的など長期的な資金運用:経済指標は極めて重要

重要な経済指標はほとんどない

FXを始めると、口座を開設したFX業者から配信される相場分析メールなどを毎日のように目にするようになります。
また経済指標カレンダーで、時には1日に何回も経済指標(主にアメリカのもの)が発表される予定があることを知り、しかも発表されると時に突然スプレッドが広がるため、驚く初心者の方も多いと思います。

しかし、FXを数か月ほど続けると、気づきます。
いろいろな経済指標があって、毎日のように発表され、FXブログやFX会社のマーケット情報などでは散々話題に上るにも関わらず、それほど経済指標の結果によって相場は動かない。

リアルタイムでチャートを見ていても、場合によっては「本当に発表があったの?」と疑いたくなるくらい、微動だにしないことすら稀ではありません。

それには理由は二つあります。

1つは、その時の状況によって投資家の重要視している経済指標が異なること。

ファンダメンタルズ分析のやり方・重要性

そのため、その時々によって、全くマーケットから注目されていない経済指標も存在します。
そういう経済指標が発表されても、誰も気にしていないわけですから、当然、相場は反応しないことになります。

経済指標は結果よりも予想とのギャップが大切

もう一つの理由は、経済指標は発表される段階で、既にマーケットに織り込み済みになっている場合が多いため、です。

雇用統計の数字が良かった→でも予想値とほぼ同じだった→サプライズなしで相場ほとんど動かず、のようになることのほうが多いです。

経済指標によって為替レートが瞬間的に大きく動く時は、だいたいサプライズがあった時です。
経済指標の数値予想は、プロのアナリストがやっていますので、サプライズが起こるということはプロですら知りようのなかった何かがマーケットの裏にあった、と見るのが常識的な見方です。

そう考えると、多くの投資家が警戒心を露わにし、慌てて決済や損切りをしたり、あるいは大儲けのチャンスを逃すまいと新規にポジションを作ったり、といったことを世界中で頻繁に起こっている様子が、頭に浮かぶのではないでしょうか。

経済指標から相場を分析するのは難しい

経済指標の数値から、世界経済を読み解くことは、個人投資家にとって非常に難易度が高い、と思います。少なくとも学士レベルの経済学の知識は必要でしょう。

そう考えると、経済指標はあまり見ずに、テクニカル分析を中心に、短期的な視点から相場を見る、という筆者のようなやり方をしているトレーダーが多いのも納得がいくというものです。

  • 経済指標の真の理解は難解
  • 今、どんな経済指標が注目されているかチェックしておく
  • 前回の数値との比較ではなく予想値との比較が重要
  • 重要な経済指標が発表される前はポジションを持たない

初心者の方は、少なくとも以上の4点を頭に入れておけば、大きく失敗することはないと思われます。

基本的にFX初心者は「魚の頭と尻尾はくれてやれ」で述べた「動いたほうについていく」戦略で十分だと思います(デイトレも含めて)。

中途半端に経済指標の分析をして失敗するなら、見ないほうがましです。

「経済指標は、見るのか見ないのか」事前にはっきりと決めていたほうが良いのかもしれません。


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