トラリピはどれくらい儲かるのか

トラリピの仕組みを理解し、いざ始めようとした場合、多くの人にとって最も気になるのは「果たして本当にトラリピは儲かるのか」あるいは「儲かったとしてどのくらいの利益になるのか」の2点ではないでしょうか。

トラリピは基本的に「短期間で大きく儲ける」トレード戦略には不向きで、年間の益回り(利回り)を低く設定すればするほど、リスクが低減して、安定した資産運用が可能になります。

スポンサーリンク

トラリピの年利はどの程度か

トラリピに限らず、通常のFX取引でもそうですが、基本的に大きなリターンを求めれば、リスクを大きくなる傾向にあります(ハイリスクハイリターン)。

トラリピという投資戦略が成功するか否かは、はっきり言うとリスクコントロールが全てです。
強制ロスカットになってしまえば、溜まり溜まった含み損が実現損へと早変わりという恐ろしい事態を招きかねませんが、逆に言えば、強制ロスカットにさえならなければ、毎日のスワップ金利や利益確定により、安全確実に小銭を積み重ねることができます。

トラリピの益回りがどれくらいになるか、リスク管理を徹底した場合でざっくりとシミュレーションしてみます。

トラリピのリスク管理の理想形

例えば、ドル円(仮に現在のレートを120円)の運用で、過去最安値である約75円を割り込んでも強制ロスカットにならないようにトラップ幅を設定し、十分な運用資金を用意した場合。

1000通貨単位で50銭幅でトラップを設定、とした場合、75円を割り込んでも強制ロスカットにならないようにするためには、トラリピのリスク管理の理想形でも述べたように、だいたい300万円くらいの証拠金が必要になります。

それでいてドル円の1日の変動幅は1円以下であることを鑑みると、毎日のリピート回数はおそらく1回程度。
つまり日給500円くらいが目途になりそうです。

毎日500円の儲けでこれが365日……ではなく、正確には平日しか為替相場は開いていないので(休日はオープン)、年間の平日260日として計算すると

500×260=13万円。

つまり1年間で13万円、利益が得られることになります(スワップ金利は無視しています)。

これは、年利で換算すると、約4%程度。正直いうと結構少ないです(笑)。

勿論、ドル円がたったの1年間で120円から75円まで急落することはまずありえないので、実際は300万も証拠金は必要ないかもしれません。100万程度でも十分かもしれまん。

その場合だと年利12%くらいにはなりそうです。

一般に、年利10%を安定して稼ぐことのできる投資商品は、非常に数少ないので、この数字は結構優秀なのですが……。
一攫千金のイメージのあるFX投資としては、物足りない印象を多くの人が受けるのではないでしょうか。

結論:リスク管理を徹底するとトラリピはあまり儲からない

勿論、上記のシミュレーションは、レンジ幅を広めにとり、証拠金も多め、1日に1回しか利益確定が起こらない場合であり、上下動の激しいレンジ相場が長く続いたり、豪ドルやトルコリラなど高金利通貨での運用なら、もっと違う数字がでるでしょう。

口座を開設すると、どの程度の資金で、どの程度の値幅でトラップを張れば、どの程度のリスクとリターンが見込めるかが計算できるツールが使えるようになるので、ぜひ、いろいろと検証してみることをお勧めします。

ただし、何度もいいますが、トラリピは一攫千金を狙うための投資手法ではなく、長期での安定投資のためのトレード戦略です。
裁量トレードで大儲けを企んでみたものの、全くうまくいかず、貯金を減らすことしかできなかった、そういう人のためのFXの裏ワザ的存在です。

そう考えると、あまり利益を追求しすぎるのは、トラリピの基本理念に反していると言えるのではないでしょうか。

間違っても、両建てトラリピなどといったリスクの高いものに、安易に手を出さないよう気をつけましょう。

トラリピの両建て絶対にやってはいけない理由


これからリピート系自動売買を始めてみたい方へ

  • マネースクウェアジャパン
    いろんな業者から疑似サービスが出るようになったトラリピ系自動売買サービスですが、やはり本家本元のM2Jが1番自由度が高くいろんな戦略が立てられます。手数料は1番高いですが、長期投資なら手数料はあまり気になりませんし、1番利用者数も多い老舗なので信頼度も高いです。
  • 外為オンライン「iサイクル注文」
    想定レンジを自動で判別してくれる「iサイクル注文」とトラリピと同じように自分で設定する必要のある「サイクル注文」の2種類から選べます。複雑な設定が面倒な方は「iサイクル注文」、トラリピのように自分でいろいろ設定を変更したいと言う方はサイクル注文、と使い分けが可能です。
  • シストレi-NET
    圧倒的な取引コストの安さで、トラリピ系サービスの中で一躍注目集めているのがアイネット証券です。スワップポイントも最高水準ですが、NZドルやトルコリラなど高金利通貨がないのが痛いところ。

関連記事一覧

PAGE TOP ↑