GDPが為替相場に与える影響

GDPに代表される、生産に関する経済指標は、その国の経済活動が活発かどうかを指し示す指標です。
経済活動が活発かどうか、とはすなわち、その国の景気が良いかどうかのことですから、景気が良い国の通貨は買われやすい、という為替取引のルールに従うことになります。

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GDPとは

GDPとはGross Domestic Productの略で、国内総生産のことを意味します。
国内総生産とは、国内で、ある期間内に生産された物やサービスなど、価値の合計額のことを意味します。

価値とは、お金であったり、日本で言えば、鉄道であったり、ビルであったり、発電所や工場であったり、インターネット環境であったり、テレビゲームやスマホアプリなどのことで、簡単に言えば、国民の生活レベルを豊かにするもの、と言いかえることができます。

多くのサラリーマンも企業のトップも、日々価値を創造するために働いているわけで、GDPが高いということはそれだけその国が先進国として成熟している証であり、GDPが成長し続けている国というのは、今まさに発展を続けている国である、ということができます。

GDP成長率の高い国に投資すれば、当然、見返りも多く期待できるため、そういった国の通貨は買われやすくなる傾向にあります(一般的にニュースなどでよく耳にする「経済成長」とはGDPの成長率のことを指します)。

以前は、GNP(Gross National Productの略で国民総生産)のほうが、より重要視されていました。
GNPは、GDPに海外での日本企業の活動も含めたものですが、GDPよりもGDPのほうが、よりその国の景気を正確に反映する、というのが現在での共通の認識となっています。

GDPは以下の4つの項目が大きな比重を占めています。

  1. 個人消費(家計)
  2. 設備投資(企業)
  3. 政府支出(国家)
  4. 輸出入(外需)

GDP統計は、年4回づつ、3ヵ月に一度、速報値、確定値、修正値の3種類が発表されますが、為替マーケットに一番大きな影響を与えるのは、速報値です。

GDPの発表で為替レートはほとんど動かない?

GDPはその国の景気の善し悪しを図るためのものですから、当然、数値が良ければその国の通貨は買われやすいですが、GDP発表に伴い、為替相場が大きく動くことはほとんどありません

理由は、サプライズが起きにくいからです。

経済指標発表で相場が大きく動くためには、何らかのサプライズの要素が必要です。
発表された数字が予想値と大きくかけ離れていることが重要です。

経済指標の基本的な見方

経済指標の結果を予想する世界中のアナリストたちは、非常に優秀な人が揃っているのでしょう。
だから、市場予測が大きく外れることは少ないわけです。

それが雇用統計との一番の違いと言えます。

勿論、長期的にはGDPの結果は、為替レートに徐々に反映されていくことになりますが、他の要素も複合的に合わさるため、その影響の大小を観測するのはほぼ不可能。

要するにGDPの結果をもとにポジションの方向を決めるのはあまり有効でない、と言えます。

ただし、予想値と結果との間に大きな差(サプライズ)があれば、短期的にもトレンドが反転することもあるので、発表前に一応ポジションは閉じておくほうが賢明です。

ちなみに日本のGDPは、海外投資家の間ではほとんど注目されません。
ただし、こちらもサプライズがあると、相場が敏感に反応する場合もあり、しかもこちらの発表は日本時間の午前。
国内で株式投資をやっている人などはずっと注視しているかもしれませんが、FXトレーダーの場合、リアルタイムで発表を迎える人は少ないでしょう。その場合、思わぬ形でロスカットにあうかもしれないので、一応注意は必要です。

また、イギリスのGDPは、アメリカGDPの先行指標となる、と言われていて、日本のGDPよりも為替相場に与えるインパクトは大です。
ポンドの取引をしている人などは要注意と言えます。

生産に関する重要な経済指標

GDPのほかにも、生産に関する経済指標は、その国の経済状況を反映するほか、GDPの結果予想をするうえでも重要です。

主に企業活動に関するものですが、その時の為替相場のテーマと一致すれば、短期的に見てもトレンドを変えるほどの影響を持つ場合もあり、一応、これらにも注意を払っておきましょう(ほとんどの場合は無視して大丈夫ですが)。

  • 耐久財受注:毎月25日前後の午前中
  • 鉱工業生産:毎月15日前後の午前
  • 設備稼働率:毎月15日前後
  • 住宅着工件数:毎月第3週
  • 製造業受注:毎月上旬
  • 建設支出:毎月上旬

上記の経済指標は全て米国のものです。
株式投資と違い、FXでは日本の経済指標はまず材料にされることはないので無視してもまず問題ありません。


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