FXが普通の主婦でも勝てると言われる理由

もう10年くらい前の話ですが、普通の主婦の人がFXで数億円稼ぎ、税金を支払わなかったというニュースが話題になりました。
それを機にFX人気に火が付き「誰でもFXで億万長者になれる!」とばかりに多くの初心者が為替相場に挑み、そして返り討ちにあった人も多いようですが、首尾よく億万長者になれた人もいる(?)ようです(身近にはいませんが)。

が、FXとは?のページでも解説しましたが、今現在は、レバレッジ規制がかけられているため、短期間に、例えば1年で100万円を1億円にする、なんてことは、より難しくなってしまったように思います。

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FXは素人でもプロと対等の立場で戦うことができる?

しかし、今現在でも、株式取引よりも、FXは素人向きだと言われています。

その理由はなぜかと言うと…。

ずばり、プロでも勝つのが難しいからです(笑)。
FXで勝ち続けるには、非常に運の要素が強い、と言い換えたほうがわかりやすいでしょうか。

株式取引では、会社の業績予想などを的確に予想することが可能なら、ほぼ確実に勝利することができます。
つまり、経済通のほうが、全く経済や経営学に対して無知な人よりも、圧倒的に有利だと言うことができるわけです。

業績予想が、株の全てと言っても過言ではないため、インサイダー取引のような犯罪行為も日常的に行われています。

しかし、為替の世界では、そういったことはありません。
各国が発表する経済指標について、前もって情報を得ていれば、莫大な利益を得ることも可能でしょうが、しかし、1国の経済情報(秘密事項)を1個人が前もって入手することは、企業のそれを手に入れることに比べ、はるかに難しいからです。

それに経済に関する知識も、為替取引ではあまり有利に働きません。
というのも、為替相場には、適正という言葉がないからです。

為替相場を動かす要因を一言でいうと

例えば、ドル円のレート。何円くらいが適切だと思いますか?
そして、この問いに、経済学者は、正解を答えることができると思いますか?

答えは言うまでもなくノーです。為替には、相場の適正価格を導き出すための指標が存在しません。
例えば、株なら、PERやPBRと言った有名な指標があります。また、会社の業績予想のためには、決算書を読み解く知識のあるなしが大きく影響します。

しかし、FXにはそういったものが全くといっていいほど存在しません。

現在、ドル円は大体100円前後で推移しているため「ドル円のレートは100円前後」と思っている人は多いかも知れませんが、知っていましたか?

  1. 1985年までドル円のレートは200円以上だった
  2. その後アメリカの都合でドル円のレートは半分にさせられた

有名なプラザ合意と呼ばれるもので、その後、日本は急激な円高により、貨幣の価値観がマヒし、結果的にバブル経済の引き金になりました。

アメリカがドル円のレートを引き下げたのは、当時莫大だった対日貿易赤字を解消しようとしたアメリカ側の都合だったわけですが、その後、30年近く、時に乱高下もありましたが、ドル円のレートは大体100円プラスマイナス30%の範囲に落ち着いています。

また、2008年、ドル円のレートがそれまでの100円台から70円台まで急降下しましたが、これもアメリカで始まったサブプライムローン危機やリーマンショックなどの経済危機と、そのためのアメリカのドル安対策が、大きく影響しています。
これも言ってしまえば、アメリカの都合と言い換えることが可能です。

そしてこの時、多くの経済通の人たちが「ドル円のレートが100円を切ることはない」としたり顔で断言していたものです。

ドル円相場は1ドル何円が適切か?

ではここで質問です。

ドル円のレートは100円と200円、あるいは50円、いずれが最も適切ですか?

この答えに説得力のある言葉で答えることのできる人は、世界中、どこを探しても存在しません。
何故なら、為替相場というものは、プラザ合意のように、各国の思惑とその力関係で決定されるからです。

そして、各国の思惑は、決して事前に周囲に漏れることはありませんし、会社の業績予想とは比べ物にならないくらいの複雑な要素が含まれています。

最近、ほんの少し円高になっただけで、多くの失業者が生まれたように、為替相場のレートは、国の命運がかかっているといっても過言ではありません。

それだけに、世界中の国が「自国の有利なように為替相場を動かしたい」と考えており、日本も、つい最近、政府による円高介入(大量の円売りで為替相場を円安に誘導しようとすること)を行いましたし、中国などは、自国の通貨「人民元」を限られた範囲内でしか変動しない「管理フロート制」(管理変動相場制)をとっています。

また、為替相場が各国の思惑とその力関係で決定されるからといって、例えば、アメリカが自国の利益のためだけに、他国の利益を無視する、ということもあり得ません。
何故なら、世界は今や一つで繋がっています。日本が破産すれば、アメリカも困りますし、他の国も場合も同様です。

どこかの国が国家破産するということは、世界を人間に例えるなら、体の一部を失うに等しいことであり、如何にアメリカや中国が力を持っているとはいえ、他国をなんの意味もなく追い込むようなことはしません(ただし、今後どうなるかは各国の事情によりますが)。

この辺りの話は非常に難解で、しっかりと理解するためには、専門書を何冊も読まないといけないレベルの話なので、この辺でやめておきますが(笑)、とにかく、為替相場は、各国の思惑(国家機密のレベル)が複雑に絡み合っていて、例え大手投資ファンドの為替ディーラーでも、その詳細まで知ることは不可能であり、数年先、あるいは数か月先をを予測することも非常に難しいということだけは理解してください。

つまりFXはギャンブル?

為替のプロでも、先を予測することが不可能だということは、それはプロも素人も同じ土俵の上に立っていることを意味します。
同時に、ドル円のレートが今後上がるか下がるかは、予測ではなく予想する必要があるとも言えます。

要するに、FXは株に比べて勝つか負けるか、運の要素が強く、それゆえに投機的であるあるいはギャンブル要素が強いということもできます。

ギャンブルと書くと完全な運のように思う方もいるかもしれませんが、パチンコや麻雀をしたことのある人なら、ギャンブルにも強い人と弱い人がいることはわかるはずです。

当然、FXにも勝つ人と負ける人が存在します。

その分かれ目がどこにあるのかは、今後詳しく検証していくとして、とにかくFXは、株式投資ほど、経済の知識は必要としない、ということは覚えておいてください(全く必要ないわけではないので注意)。

これは、はっきり言うと、深い経済学の知識がある人なら株をやったほうが勝ちやすい、ということと同義です。
なので、そういう人は、FXよりも株式取引を選んだほうが正解だと思います(笑)。

FXの世界に上手い奴はいない。ただし、強い奴はいる。

これは某元為替ディーラーさんの言葉です。

FXで勝負するとは、つまりそういうことだということは理解しておいてください。


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