政策金利とスワップ金利の関係

政策金利とは、簡単に言ってしまえば、国の中央銀行(日本なら日銀)が、市場にお金を貸し出す時の金利のことです。

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この金利が安いとどうなるか(仮に1%とします)。

この場合、例えば、A銀行の場合、中央銀行から利息1%で借りて、そのお金を10%の利息で企業や個人に貸出し、その差で儲けることができますから、当然、金利が安ければ安いほど、利益を上げやすいためたくさん借りたいと思うはずです(実際たくさん借ります)。

海外の金融機関も、金利の安い国(仮にB国とする)のお金を借りて、金利の高い国(仮にC国とする)のお金に両替、その後、C国のお金で他人に貸したり、銀行に預けたりすれば、その金利差分の利息を得ることもできます。

FXで言うところの「金利の安い国の通貨売り。金利の高い国の通貨買い」が起こり安いということです。

また、海外の個人投資家の場合も同じようにFXで両国の金利差を受け取ることもできれば、また、金利の安い国の通貨をたくさん借りて、その国の株を購入したりしやすくなりますから、当然、その国では株価も上がり安くなります

  • 政策金利が高い→自国の通貨高&株価高へ
  • 政策金利が低い→自国の通貨安&株価安へ

一般的には上記のようになります。

ただし、日本は政策金利(公定歩合と呼ぶ)は、長年事実上のゼロ金利政策(短期金利の指標である無担保コール翌日物金利をほぼ0に誘導すること)を行っていますが、それとは関係なく、日本の円も株価も上下動していますので、あくまで一般的にそうなりやすいというだけであって、少なくとも短期的には、必ずしもそうなるわけではありません。

対照的に、日本以外のどこかの国が「政策金利を上げる(下げる」という話題がマーケットで持ち上がった時は大きく相場が動く可能性が高くなります。

スワップ金利と政策金利は連動してる?

ちなみに、言うまでもなく、各FX業者が提供しているスワップ金利は、各国の政策金利を大きく反映しています。

FXの場合、仮にオーストラリアの政策金利が5%、日本の政策金利が1%なら、両国の金利差「5%-1%=4%」を年利として計算、それを365で割ったものを、毎日スワップポイントとして受け取ることができます。

FX業者によってスワップ金利が違うのは何故?

例えば、豪ドル円のスワップ金利の場合、例えばA社は80円以上貰えるのに、B社下は50円半ばしかもらえない、と結構な差があります(ちなみに各社の提供するスワップ金利は一律ではなく、変動します)。

これは各FX業者の提携するカバー先銀行との交渉によってきまります。

要するに企業努力。
一般に、カバー先の銀行が多い業者ほど、よりよい条件のスワップ金利を提供できる仕組みになっているようです。

だから当然ながら「豪ドル円のスワップ金利はA社が一番だけど、南アフリカランド円はB社が、トルコリラ円はC社が一番なんだよな。一体どこを選べばいいんだよ?」といったことが起こります。

A社は、オーストラリアとの取引が多い銀行と仲が良く、B社は南アフリカとの…といった理由が存在するからです。

長期投資でスワップ金利目的でFXをやっている人は多いと思いますが、そういう意味では、言うまでもなく、どこの国の通貨を保有するのかをまず決めて、それから、その通貨と円との通貨ペアのスワップ金利が他社よりも多くもらえる業者でポジションを持ったほうが、多少は利益は増えることになります。

ただ、繰り返しますが、スワップ金利は一律ではなく、変動します。
これは簡単に言えば、各FX業者と銀行間との仲の良さも、いろんなことが原因で変動するからに他なりません。

そういう意味では、目先の多少の差にはあまりこだわらず、有名なFX業者、提携している銀行が多そうな信頼感のあるFX業者を選ぶようにすれば、後々も安心、ということになります。


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